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米軍は何故、日本に駐留しているのか?(日本を守るためではなく、アメリカの都合:沖縄の基地問題:嘉手納基地:自主防衛) [旗日には「日の丸」を掲げよう]

 先月後半から、このBLOGにアクセス解析を付けました。

 それから今に至るまで、主に業界関連の記事を書いてきたこともあり、見ていただいた方々の多くは住宅関連だったのですが、一つとても目立つ組織からのアクセスが相次いだのを見て驚きました

 そっ、そっ、そっ、それは、なんと「米国陸軍」からのものでした。


 恐らくは、「終戦の日」関連の記事をどこかで検索して来てくださったのでしょうけれども、アクセス数も1回や2回ではなく、しばらく目をパチクリしていました。

「終戦の日」の国旗は、「半旗」が作法。(正式呼称は『戦没者を追悼し、平和を祈念する日』)
http://blog.so-net.ne.jp/kawaraya-taisei/2007-08-11


 せっかくですので、米軍関連の記事をアップします。

 記事の内容自体は、有る方のBLOGに私が付けたコメントを増補したものですが、いずれタイミングを見計らってアップしようと保存していたものです。

 日本の安全保障の根幹に触れる部分だとも思いますので、ご意見のある方はお気軽にコメント下さい


 

 十年ほど前、当時タブーとされていた防衛問題を自分なりに咀嚼しておきたいとの考えで、軍事について調べていたことがあります。

 その中で自分なりに頓悟したのが、自衛隊と米軍との関係についてでした。

 特に沖縄の米軍基地は、日本を守るために駐留しているわけではなく米国の世界戦略の中で兵站基地としてうってつけの地政学的な条件に位置しているから、駐留しているのだと考えるようになりました。

 具体的には米国本土やグアムからは、中東まで無着陸で輸送機は飛べませんが、嘉手納からだと飛ぶことが出来、その為の世界最大の兵站基地(燃料や弾薬の貯蔵量は世界最大で米国本国にもそんな物は存在していません)が存在しているわけです。

(米国が世界戦略を改めない限り、韓国やフィリピンのクラーク基地であったような基地の返還はあり得ません。:前者の基地はあくまでも嘉手納基地の枝葉であり、幹である嘉手納を捨てることはないという意味)

 

 米軍基地に対する日本人の一般的な認識、「日本を守るために駐留している」と思われていますが、あくまでも米国の世界戦略のためにあるわけであり、その為の場所の提供だけでも同盟国に対する非常に大きな貢献であり、「思いやり予算」などで資金的な援助をする必要はなく、少なくとも財政支援を政治交渉のカードに使える状況にしておかねばなりません。

 私個人が思うのは、財政支援は一切やめて、現在米国が行っている活動の幾ばくかを自衛隊が肩代わりすべきだと考えています。

地元への基地返還ではなく、基地と役割を自衛隊に引き継ぐ

 現状のシステムでは、私たち日本人の知らないところで決断が行われた戦争の片棒を知らず知らずのうちに担がされてしまう状況なわけです。

 私たち日本人のコントロールの効かない部隊が日本に駐留するのではなくて、日本人有権者が選んだ国会・内閣の管理下にある自衛隊米国の世界戦略の一端を担う事により、「米国にとっても必要不可欠な日本」にならなければなりませんし、なによりも米国が勝手に起こす戦争にもの申せる立場を確保せねばなりません。

 現行の憲法でも出来る範囲はありますし(集団的防衛権の議論は必要)、出来得れば憲法改正をして世界平和のために積極的な関与をしても良いように思います。

 

 地政学的に軍事的な空白が許されない日本列島(そして沖縄)であることは明らかですので、平和を求める私たち日本国民としては、自分たち有権者の管理下にその軍事力を置かなければならないと考えています。

 

PS.
 米国がやるなら「自分たちには関係ないから良い」と言う論法を語る人たちには、「世界平和」なんて言葉を使って欲しくありません

PS2.
 一国平和主義の方には嫌われてしまいそうな記事ですが、自分の国は自分たち自身で守らねばならないとは考えていますが、戦争大好き人間ではないつもりですので、その点ご理解下さい。


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 せっかく書いた記事なら、出来るだけ多くの人に読んでいただきたいとの思いで始めてみましたが、やり方が今ひとつ解らず、このやり方で良いのか自身のないのスタートです。

(カテゴリーとしては、「子育て」「住まい」「政治」にエントリーしました。)


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ちゃんと関連?サイトのチェックは幅広くしてるんですね。ウチも記事内容によってはお越しになるようですよ
by (2007-09-06 16:59) 

にっしゃん

ある説では、「オレンジ計画」は未だ進行中とか・・・。
by にっしゃん (2007-09-06 18:45) 

たいせい

 STEALTHさん、地震関係や建築基準法関連の記事が比較的良く読まれていて、大学やお役所、建設関連会社が多いとの印象でした。
 言葉は英語が10%くらいなのですが、中国語や韓国語なんてのもそこそこ有ったりして面白いです。
 リンク元を見ていると、意外なところで、このBLOGが紹介されていたりもしました。

 この記事でアクセス数がようやく6万を超えました。
 アクセス数ぼうつもりは全くありませんが、新たな楽しみも発見してますます深みにはまりそうな今日この頃です。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-09-07 12:11) 

たいせい

 まーきんさん、nice!ありがとうございました。
 昨日は長距離帰宅、電車がまともに動かず大変だったのではありませんか?
by たいせい (2007-09-07 12:12) 

たいせい

 にっしゃんさん、確実に「オレンジ計画」は進行中だと思っています。
 ただ最近、長くつづいている現況に胡座をかきだしたのか?米国の脇も甘くなってきたように感じます。
 日本としては、決してタブー視せずにこういった議論をきちんと行い、政治家がそれを受けて政治的な判断を下すことの出来る下地にならなければならないと思っています。

 話は変わってしまうかもしれませんが、六カ国協議にしても、国内で自衛のための核保有の議論が起こっていれさえすれば(持つ持たないは別としても:ただし米国の核の傘なら良くて、私達日本人有権者がコントロールできる日本が持ってはいけないというのは理解不能ですが?)、米国にしても中国にしても、こうまで日本をなおざりにする状況はあり得ないと思います。

 聖域を作らず、議論を深めていくことはとても大切なことだと考えています。
 コメントありがとうございました!
by たいせい (2007-09-07 12:12) 

たいせいさん、こんばんは。
nice!押し逃げ申し訳ございません。コメント送信した直後にトンネルに入り、一応送信出来たのでコメントは登録されたとばかり思っていました。。。
昨日は早めの帰宅途中でのnice!でしたが、今朝はボロボロ電車でヨタヨタになりながら海老名へたどり着きました。帰りまで電車が遅れて帰宅したら日付が変わっていました。長距離通勤は考え物ですね。

しかし陸軍が何に興味を持って来ているのでしょうか?米国は未だに日本のナショナリズムの高揚を恐れているのでしょうか・・・何となく嫌ですね。
おまけにこの手の話題になると、やはりというか風俗系の嫌がらせTBが張り付きます。どんな奴が飛ばしているのかアクセス解析で追えないところが悔しいです。

私のところは野球に興味のある方以外ですと日本のお役所系とマスコミ関連の方が良くお見えになります。自分たちを批判されているブログを気にして調べているのかな?なんて考えたりしています。
それでは、また。
by (2007-09-08 03:21) 

たいせい

 まーきんさん、大変な交通事情の中でのご帰宅お疲れ様でした。
 私も10数年前まで片道1時間強の会社に通勤しており、台風などで交通機関が乱れて大変だったことを思い出しました。
(ただ当時は、通勤時間が貴重な読書時間で、今は家に帰ると子育てに追われろくに本が読めなくなりました。:私は自称「活字中毒者」なので、時々禁断症状が....。)

 さて、実は米国陸軍からのアクセスがまたあるかと楽しみにして、前の記事とこの記事を書いたのですが、残念ながら今のところアクセスの気配がありません。
 恐らくその時期は、「靖国」や「終戦の日」関連の日本に意識調査をされていらっしゃる方の目にたままたま止まり、MLなどで配信された結果ではないかと考えていますが、確証はありません。
 いずれにしても、あまり読まれていない私のBLOGに足を運んでいただいて、歓迎の意を私なりに示そうとこの記事を書いているお調子者の私ではあります。
(アクセス解析を開始したのが8月19日と遅かったのが残念でした。終戦の日の記事をアップして直ぐに始めていれば、もう少し面白いところが上がっていたのかもしれません?)

 スパムTBの件、同感です。
 先日教えていただいた「キーワードフィルター」を使いようになったおかげでかなり少なくなりましたが、それでも携帯電話の方から片っ端から削除している有様です。
 ただし、私自身TBこそBLOGの真髄だとの思いで、積極的に他のBLOGにTBを送らせていただいていることもあり、基本的にはTBを送っていただく際にお邪魔になるようなフィルターは極力使いたくないとの思いがあり、現状の対応もやむなしかな?と考えていますが。(携帯で削除できるようになって楽になりました)

 noce! に引き続き、コメント、ありがとうございました!
 
by たいせい (2007-09-08 09:50) 

nina

たいせいさん、米軍に目をつけられていたのですか?(笑

私は今でも日本はアメリカの占領下にあるんじゃないかと思うこともあります。
サンフランシスコ条約で独立を回復したとはいえ、敗戦時にアメリカに検閲されながら作られた憲法を日本人の手で作り直す、という事さえされていませんし。
あの前文を読めば、アメリカの庇護の元にいないとダメな国、という印象を持ってしまいます。
憲法改正はされなければならないと思いますが、改正の急先鋒であった安倍総理が失速しつつある今、憲法改正への道のりは遠のいたんじゃないかと残念に思います。
しかし「世界の安全と安定」を言うのであれば、憲法を改正して経済面・技術面・軍事面と、色々な形で世界と関わっていかなければ、いつまで経っても「お金は出させるけど口は出させない」といった情けない立場から抜け出せないんじゃないかな、なんて思います。
by nina (2007-09-11 02:25) 

たいせい

 ninaさん、米国陸軍からのアクセスはたまたまだったようです。
 ただ、アクセス解析を初めて最初に二桁のアクセスがあった先が米国陸軍で目を丸くしましたが、その後、前の記事・この記事と意図して記事を書きましたが、アクセスは確認できませんでした。
 恐らくは、終戦の日前後で何らかの調査をしていた米国陸軍内のスタッフの目にたまたまとまり、口コミなどでたまたま回ったのではないかというような気がします。

 ただ、米国陸軍のアクセスにかこつけて書きましたが、この記事の内容は、かねがね思っていた私の本音です。
 在日米軍も含めて日本国内の軍事力は、原則として自分自身である日本人の管理下に置くべきであり、現在の状況と、それに関する議論が憚られるような雰囲気自体に違和感を持ち続けていました。

 憲法についても同様な雰囲気があり、タブーを無くいしていかなければいつまで経ってもまともに物が考えられるようにならないと思っています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-09-11 08:01) 

こう

不沈空母ということですね。
日本の軍備はあくまでも「防衛」ですから、確かに米軍基地は矛盾した存在かもしれません。
なるほど!
by こう (2007-09-12 00:05) 

たいせい

 こうさん、浮沈空母云々と言うことよりも、日本の地政学的な条件下では明らかに軍事的な空白が許される条件にないと言う事実を認識した上で、その軍事力を私達日本人のコントロールできるものにしておくべきではないのか?と言う疑問を、常々持っていました。
 少なくもと在日米軍の本質的な駐留意図が、私達日本国民にほとんど知られていないことを何とかしなければならないのと、日米安保を名実とも相互補完関係にする必要を感じています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-09-13 07:13) 

tono

TB(出来なかったようで申し訳ないです。承認制ではありませんが。。)

 理想は、国防は自国の軍隊でやる。
 その上で、適正な国々と適正な安保条約を結ぶと言うのが良いのではと思っています。
 日本の軍事力は、世界屈指と言われながらも、中途半端です。
 「専守防衛」等は絵空事、というか国防を領土内だけとか、攻撃されたら動くという発想は異常だと思います。
 「専守防衛」の言わんとするところは、「侵略戦争の禁止」であって、先制攻撃や、国益維持の為の戦略的攻撃まで禁止する物では無いはずですよね。
 そうなると、尚の事、大成さんの仰る様に「文民統制」が必要になりますが、重要なのは「文民」が充分な知識と情報を得られなければ判断を誤ると言うことですね。
 餅は餅屋で、軍の専門家の意見を尊重しつつ、制御出来る様態が、難しいけれども必要なのでしょう。
 私も戦争は反対ですが、最近ちょっと嵌りかけている沖縄戦関連の資料など見ると、戦争をやるなら絶対に負けてはいけないとの思いを、更に強くしている昨今です。
by tono (2007-10-13 18:35) 

たいせい

 tono さん、私は同一民族・同一言語・同一文化・均質階級で構成されている日本人、しいては日本人で構成されている自衛隊を信じており、今のままの「文民統制」のありかたであっても、私たち日本人の権限の及ばない米国に死命を委ねるよりも、自衛隊・日本政府に米軍の持っている機能を移管すべきだと考えています。
 なお、「文民統制」については、怖い物には触れたくないのか?国会などでもまともな議論に出会ったことはありませんが、もっとも大切なのは「軍は日本人のためにあり、日本国民によって選択された政府に従わねばならない」という「意識」の問題であり、仮にどんな制度を構築しようともこの意識が自衛隊内部にない場合には結果として機能せず、すでにその点では自衛隊はかなりのレベルにあると考えています。
 むしろ国会などでも議論していただきたいと思っているのは、その意識を前提として、「自衛隊」に対してどこまでの権限委譲をすべきか?との議論をして欲しいということです。

 結局、この手の議論がまともに出来ないということは、いまだに敗戦アレルギーを引きずっていると言うことのように思います。
 仰るように、戦争をやるのなら、絶対に負けてはいけませんね...。
 (tonoさんと同様、戦争が好きなわけではありませんので、誤解無きように)

 コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-15 09:49) 

robita

TBありがとうございました。
世界平和を実現するための第一歩、仰る通りだと思います。
そのうち私も日本の世界戦略(!)について書いてみます。
by robita (2007-10-23 11:36) 

たいせい

 robitaさん、本音を言うと「世界平和」について考える以前に、自国の存在が維持出来るための手段をまずは真剣に考えねばならないと思っています。
(戦争好きと思われることは、事の本質を伝えられなくなると思いあえて「世界平和」と言う言葉を使いました)

 結局日本は、「人」以外に資源を持たない加工貿易によって成り立つ「海洋国家」であり、通商が円滑に行われる世界情勢に無ければ生きてゆけないので結果として「世界平和」が必要に成るとの認識でいます。
(世界平和を本音で語れるようであれば素晴らしいのですが、その為には「力」がなくては誰も言うことを聞いてくれません)

 robitaさんの記事にて問題提起されていた「対米追従」も、日本が生きていくための方法論としては良い方法だと思っていますが、近頃では方法論に過ぎない「対米追随」が目的化しているような雰囲気で、本末転倒した議論が多いように感じています。
 自国が生きていく術は、自国民の手で持っていなければならないと思う今日この頃です。

 コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-23 16:54) 

おばりん

おはようございます。
「株式日記」でこの記事が間接引用されてましたから、
アクセスが一気に増えると思いますよ。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/f8cc2d0a02c2d80d200ec0a3cd350f63
by おばりん (2007-11-19 10:47) 

たいせい

 おばりんさん、日曜日の午後に通常のペースよりも高いヒット数の伸びに気づき、月曜日にアクセス分析を見るとリンク元が「株式日記」になっていて気がつきました。
 本来の引用元である、robitaさんのBLOGの方ではそれほど大きなアクセスのノビではなかったようですが、私の方では日月の二日間で700ヒットぐらいのインパクトだったようです。(robitaさんに申し訳がない思いで一杯です)
 自分なりにアクセスの傾向を見てみたのですが、この記事のヒット数はかなり増えましたが、他の記事や関連記事へのアクセスをされた方は少なかったようで、固定的な来訪者の増加へはほとんど繋がりそうになさそうです。

 お知らせ下さり、ありがとうございました!
by たいせい (2007-11-21 17:23) 

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