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お父さんが「おとうさん」になった日。娘が「おねえちゃん」になった日。 [「家族」とともに]

 ここしばらく写真のない重い記事ばかり書いていて、軽快な子育てネタが書きたい衝動に駆られてしまいました。

 

 我が家の子育ての一コマからです。

 2歳の長男立夏と、4歳の長女青葉

 

 2年半ほど前、今年2歳になった長男「立夏」が生まれる前に、当時2歳の長女「青葉」によく読んであげていた絵本があります。

おかあさんがおかあさんになった日 (絵本・こどものひろば)

おかあさんがおかあさんになった日 (絵本・こどものひろば)

  • 作者: 長野 ヒデ子
  • 出版社/メーカー: 童心社
  • 発売日: 1993/07
  • メディア: 単行本
おとうさんがおとうさんになった日 (絵本・こどものひろば)

おとうさんがおとうさんになった日 (絵本・こどものひろば)

  • 作者: 長野 ヒデ子
  • 出版社/メーカー: 童心社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

 本の内容は、それぞれ病院での出産、家での出産の様子を子供に分かるように書かれたもので、「赤ちゃんが生まれたおかげで、お母さん(お父さん)はお母さん(お父さん)になれたんだ!」との言葉がとても印象的な、とても良い絵本でした。


 娘にとっては、物心ついた頃には当然「かーちゃん」も「とーちゃん」も初めからいたわけで、自分が生まれる前からずっと「母親は母親」「父親は父親」として存在していると思っていたようで、この2冊の本を読んであげることによって初めて、娘である自分が生まれて私達夫婦が「親」となったことに気がついたようでした。


 そして、それ以前のことをいろいろ聞きたがり、結婚式のこと、付き合っていた頃のこと、出会ったときのこと、そして親である私達が生まれた時のことなどをいろいろ話してあげました。

(我が家ではその頃から、布団に入ってから子供の寝かしつけ前の「お話タイム」が、私が夜家にいる日の日課となっています。:最近は説教も時々やっています。)

 

 私の方も、「命がつながっていく悦びを伝えたいとの思いもあり、私が生まれた時におじいちゃん(私の父)が初めて「とーちゃん」になった話や、娘が生まれた時の話として「お前のおかげで、おじいちゃんもおじいちゃんになれたんだ!」という話。

 私達夫婦の仲人さんが亡くなった時には、「人は必ず死ぬけれども、命がつながっているので悲しいことばかりではない」など、そこから関連づけて様々な話を連夜繰り返していました。


  順調にいけば、来年二月に我が家に新しい命が加わります。

 来年2月に三人目が....。

鬼嫁のお腹に、三人目が宿りました。
http://blog.so-net.ne.jp/kawaraya-taisei/2007-08-08

 

 2年半前娘へ話をしていた事を思い出して、今度はその時生まれた2歳の長男「立夏」に同様の話をするようになりました。

 

 すると、すかさず娘が「合いの手」を入れて来るではありませんか!?

「りっちゃん(長男:立夏)が生まれたから、あーちゃん(長女:青葉)は『おねーちゃん』になれたんだよねぇー!」

「赤ちゃんが生まれたら、りっちゃんも『おにーちゃん』になれるんだよー!」


 当時は2歳の娘がどの程度理解したか?不明でしたが、その頃の話がちゃんと娘の血肉になっていたようです。

 

そして最後に一言

「赤ちゃんがまた生まれたら、あーちゃんは『もっと!もっと!おねーちゃん』になるんだよねぇー♪♪」

 

 

 以上、お腹にタオルや子供用の枕をつめて「もうじき生まれるのー!」がマイブームの、娘との対話の一コマでした。


 

 

PS.
 我が家では、「おとうさん」とか「パパ」とか言われるのがこそばゆく、子供達の私に対する呼称は「とーちゃん」に統一しています。

(星飛裕馬の昔から、日本の正しい父親「とーちゃん」に決まっています!!)

    日本の「とーちゃん」は、断固として『とーちゃん』なのだぁ!!
    http://blog.so-net.ne.jp/kawaraya-taisei/2006-06-17-2


PS2.
 普通の瓦の記事も材料自体は用意してありますので、ここの所の騒ぎが収まったら通常モードに戻るつもりです。


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(山本家 子育て写真館)

 平成15年4月4日 長女「青葉」誕生

 平成17年5月1日 長男「立夏」誕生

 長男「立夏」と、わが愛する「かーちゃん(別名:鬼嫁)」

 


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アキラ

子供は意外に、何でも理解していますね。
お話タイムはいいですね~。
娘が大きくなってからの一言・・・おとうさんが話してくれた「創作童話」は今でも覚えている」
こちらは、何を言ったのやら・・・たしか3輪車が喋るような話だったと思うだけでした。
人間としての感性も、この辺りで養われるのだろうと思います。

奥様には、どうぞご自愛下さるようお伝え下さい。
by アキラ (2007-10-05 15:32) 

たいせい

 アキラさん、我が家にとってこの「お話タイム」は、日中叱り飛ばした子供達に、何故叱ったかを教えたり、良いことをしたときなど改めて褒めてあげる大切な時間となっています。(時としては、とーちゃんが子供達に謝ったりもあります)
 元々は、寝る前に絵本を読む時間から始まったのですが、アキラさんのように「創作童話」をやったりを経て、今のような形になっています。
 いつまで続くか分かりませんが、私にとっても楽しい時間です。

 早速の、nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-05 15:49) 

おめでとうございます。お子様2人とも大きくなりましたね。
楽しみじゃないですか!
私も楽しみに見せてもらいます。
by (2007-10-05 17:25) 

泉河潤一

はじめまして。

私も父親として育児ブログを書いています。

寝る前の読み聞かせ、私もずっと続けてきました。おかげで娘達は、本好きに育ちました。

よろしかったら、我が子に受けた本http://blog.goo.ne.jp/attakaikazoku/e/0bdd41eaa7d4f4c31821888c61f9fa12をご覧くださいませ。
by 泉河潤一 (2007-10-05 20:55) 

本当におめでとうございます。
私は自分の人生の中で一番特別なことは子供が生まれることだと確信しています。お体大切にご家族で奥さんとおなかの赤ちゃんを守って下さい。
うちも今は育児奮闘中なので紹介された本を探して読んでみます。
by (2007-10-05 21:34) 

momo

はじめまして。うちもH15年と17年生まれの2人の子供がおります。
「おとうさんがおとうさんになった日」は、上の子のプレゼントに実家の母からもらいました。
下の子を妊娠中に、上の子に何度も読んであげた本です。
記事のタイトルを見て、思わず寄らせていただきました。
上の娘はしつこいくらい読み聞かせをせがみ、おかげさまで、3歳(いや2歳??)にしてひらがなが読める子に。
しかし弟はお姉ちゃんのようになかなかじっくり本を読ませてはくれませんね(笑)
でもあまり押し付けないように、その子その子の持ち味を生かしたいと思います。
そうそう、子供に読みきかせるのはすごくいいのですが、この本は「おとうさん」に是非、読んで欲しい本だと思っていました。
こんなお父さんたちが居て、とても嬉しく思います。
by momo (2007-10-05 23:08) 

心あたたまる記事ですね♪
PSではたいせいさんらしいユーモアで、思わず笑ってしまいました!
以前にもご紹介の本について書かれていたので、
気になっていました。今度、本屋で見つけたいと思います。

細かい事なのですが、”説教”とはお説教ですか?
学校の先生が言っていたのですが、
説教は悪いイメージが先行するけれども(怒られるイメージが強い)、
”ちょっといい話”をするのも説教だ!と教わりました。
今、辞書で調べたらそうでもなく(笑)宗教的なんですけど、
ねんねの前に、ちょっといい話をしたら、いいですよね~。
by (2007-10-06 00:46) 

mike

たいせいさん、こんにちは。
3人目、おめでとうございます。\(^O^)/

うちは、中2と小1の女の子2人です。
7歳も離れているので、あいだに一人いてもいいくらいですが。
でも、この年齢差でも、充分に?兄弟喧嘩になっています。

喧嘩するほど仲が良いとしておきます。

子どもの存在は、言葉では表せないくらい、かけがえのないものですよね。

この前、子ども抜きで昼に女房とふたりで、
レストランで食事をしていました。
始めは子どもがいなくて、せいせいすると言っていましたが、
結局、話題は2人の子どもの話で終始していました。

ピロトークは、毎日ではありませんが、
いまでも子どもたちとの貴重な時間です。
なぜか、普段よりも穏やかに話しができます。

これからも、もう一人加わった、かけがえのない時間を、
奥様と共にお過ごしください。

本当に、こころがあったかくなるお話し、ありがとうございました。
by mike (2007-10-06 01:18) 

たいせい

 STEALTHさん、妻のお腹も随分大きくなって(元々体重が私の半分と華奢なので、直ぐにお腹が出てきます)、だんだん緊迫感が出てきました。
 おかげで、今日も子供達の保育園の運動会におやこ競技満載なので、午前中私が対応せねばならない羽目となっていました。(とは言いつつも結構楽しかったです)

 出産は一大イベント、命の誕生を教える良い機会なので、子供達にとって前向きに受け止められるように、心の準備だけはさせておきたいと書棚からこの本を引っ張り出しました。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-06 15:45) 

たいせい

 ファーザーさん、はじめまして!
 私の場合は、長女が3歳になった辺りから本の読み聞かせよりも、その日にあったことを話す「お話タイム」のウエイトが高くなってきました。
 読書について今のところは、「知らないことを知る悦び」をどこかの段階で感じさせて、「知るための手段としての本」と出会わせてあげたいと思っています。
 私自身、一種の活字中毒者なので、将来子供達と一緒に読書の時間が持てたら良いなぁ!と考えたりもしていますが、今のところ本屋は子供達にとっても興味をそそられる場所でもあるようなので、何とかそのまま成長させてあげたいものです。

 このBLOGは、その時々の私の関心にも依りますが、「子育てネタ」「仕事でもある瓦ネタ」「身の回りから発想する政治ネタ」 を概ね1/3くらい筒の比率で書いています。
 また、お気軽にコメント下さい。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-06 16:06) 

たいせい

 ヒゲボーズ さん、実感としてあまり感じていなかった(理屈は別でしたが)「命がつながってゆく大切さ!」と言うものを、最初の子供が生まれたときに強く感じました。
 子供の存在は、本当に格別です。
 日々を子供と過ごすことについても、「子供を育てている」と言うよりも「子供を通して自分が育てられている」様に思われることが、本当にしばしばあります。
 また、日々の活力であり、明日への希望でもあります。
 お互い頑張って参りましょう!

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-06 16:17) 

たいせい

 momoさん、実はこの本は、私自身が気に入って書店で買ってきました。
(とは言っても、まず妻が「おかあさんがおかあさんになった日」を買ってきて子供に読み聞かせているのを見て、とても良い感じだとうらやんでいたら「おとうさんが・・・・・」の紹介が少し印刷してあって、本屋で探し出し少し読んで気にいってしまい買ってしまったというのが実情ではありますが...。)

 この本を読んだ当時の娘にも何か感じるものがあったのか?、長男が生まれた後、本文で書いたように「弟が生まれたおかげで、わたしがお姉ちゃんになった」などと言うようになったり、「とーちゃんは誰から生まれたの?」などと自分から聞くようにも成り、命がつながっている異という事を子供なりに意識しだしたように感じています。

 仰るように、父親が子供と読むのに大変良い本だと思います。
 いつか記事で紹介しようと思いつつもなかなか果たせずにいたのですが、ようやく記事が書けました。

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 この本を娘に読んでから、最後のページの絵にある子供が父親の腕にぶら下がるポーズを繰り返しせがまれる様になりました。
 これだけは、少し閉口ぎみの今日この頃です....。
by たいせい (2007-10-06 16:31) 

たいせい

 ぺんたごんさん、うちのの場合は説教と言っても最終的には褒めて、子供をその気にさせる様に心がけてやっています。
 それと、「怒る」というのと「叱る」というのをとにかく意識して、
「怒ってしまった場合」には、理由の説明はするもののとにかく最終的には子供に謝る。
「叱った場合」は、子供が叱られた理由を、興奮が収まった後に当人が理解できるまでかみ砕いて説明し、嫌いだから叱るのではなく「どれだけ叱ってもお前が大好き」だと締めくくる場合が多いように思います。
(理解した場合には、「さっすが○○だ。成長する『大和撫子』じゃんか!」とおだてるケースもあります)

 時々、私が疲れていて「お話タイム」を雑に締めくくろうとすると、子供二人から「とーちゃん、もっとお話ししてー!!」のシュプレヒコールの大合唱。
 うちの家族にとって本当に大切な時間となっています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-06 16:46) 

たいせい

 mikeさん、ここの所本当に理屈っぽい記事ばかり書いていてようやく肩のこらない話が書けました。
 こんな話も時々やりますので(親ばかトーク、実は大好きです!)、また気がつかれましたら読んでやってください。

 子供が小さいと、本当に夫婦の時間が無くなりますね。
 買い物などもいつも子供中心、たまには映画でも見に行きたいとは思ってもなかなか果たせずにいます。
(子供を託児に預けての芝居見物なんかは、数ヶ月に一度やりますけれども、芝居が終わると直ぐに託児所に直行して子育てモードに復帰します)
 たまには二人で飲みに行ったり旅行(山登りも?)したりしたいと妻と話すことがありますが、恐らく実現できるのは10年ぐらい後のことになりそうです。

 ただ、そんな日常では有っても、子供が居る日々に充実感を持っていることには変わり有りません。
 子育てというのは、人の成長を自分の悦びと感じられる本当に不思議なものですね!

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-06 17:07) 

こんばんは。

いいですね。子供が、新しい命を感じることは、幼少期の人格形成上欠かせないことだと思ってはいましたが、それが許されない家庭事情ゆえ、息子が不憫でなりませんでした。

幸い、息子を実家に預けている時に、弟の嫁が出産でうちの実家に居てくれたものですから、赤ん坊の生まれるまでを“実体験”させることが出来て、ホッとしたことを思い出しました。弟の嫁には、ちゃんと息子に接してくれたことに感謝しました。

また、硬くないおはなしも、お待ちしています。(私は最近仕事で手一杯で、ブログはユルユルですが)
by (2007-10-06 23:18) 

たいせい

 まーきんさん、私の場合十数年前に妹が私も住む実家で出産を迎え、その子が先天性の心臓病にかかっていた(最終的に手術で根治)こともあり、私自身が「命」について考える機会をいただいたことに感謝したことがあります。
 「命のつながり」をどう伝えるか?は、我が家にとってもとても大きなテーマで、保育園でウサギが死んだり、蝉の鳴き声が聞こえなくなった頃(勿論聞こえだした頃にも)など、「お話タイム」の重要なテーマであり続けていますが、仰るように身近な出産を超える教材はなかなかありませんね。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-10-08 10:09) 

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