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青年会議所の思い出「2004年度日本JC 新・国家アイデンティティ創造委員会 第2小委員会同窓会」 [我がまち「高浜」]

 2000年から2004年に掛けての5年間、地元の高浜青年会議所(高浜JC)に所属し青年会議所活動をやっていました。

 先週の土曜日に、最終年度である2004年に出向した社団法人日本青年会議所 新国家アイデンティティ創造委員会 第2小委員会の同窓会が名古屋であり、久しぶりに全国から集まった仲間と再会し、飲み、騒ぎ、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

 今回はそんな当時の思い出話と、青年会議所(以下JCと表記)で学んだことについて書かせていただきます。



 松○04副委員長 仲居さんの陰ですか?


 JCというのは一般的には、おそらく夜遅くまで飲み遊んでいる二代目三代目のボンボンの集まりとして認識されているような気がしますが、実際は会議し、事業を行い、自己研鑽を積むための集まりだと思っています。

 ただ、それぞれ仕事を抱えての活動で、仕事が終わった夜になって様々な事業についての会議を行いそれが終わってからの食事なので、一般の人たちがいい加減飲み終わってからの食事になり会議の場面を知らない方達には「いつも飲み歩いているJC」と言うイメージが出来上がってしまったように感じます。

(とは言っても、会議にはほとんど出席せずに飲み会だけは参加するメンバーがいるのも事実で、どんな団体でもそうですが玉石混合の組織というのが正直なところです)



 JCに在籍していた頃は、本当に楽しかったです。

 上下関係の一切無い中で(単年度制で持ち回りにより役職を努めて行きますが、固定的な上下関係は全くありません)、「変革の能動者たらん青年」として「明るい豊かな社会を自らの手で実現してゆこう」との旗印の下、一文の銭にも成らないことに侃々諤々の議論を繰り広げ、時には喧嘩し、時には意気投合し、一つ一つの事業を実施してゆく、そんな体験が三十半ばを過ぎて経験できるとは思いませんでした。

 今にして思えば青臭いかもしれませんが、「自分たちがやらねば誰がやる」といった純粋な思いに突き動かされ、「住民主導(つまりは私たち自身)のまちづくり」だの「政策本位の選挙を実現するために公開討論会をやろう」など、真剣に毎夜討議し熱く語り合った日々を過ごしてきたものです。

(実際に住民主導で手作り公園を作ったり、統一地方選や解散時の衆議院選挙の公開討論会を開催したりしました。全国で起こった平成の大合併もJCが主導勢力となって実現にこぎ着けた事例なども幾つも存在しています)


 また商売上の係わりのない同年代の集まりですので、何のしがらみもない学生時代ででもなければ得られない、卒業後の今でも俺・お前で腹蔵無く付き合うことの出来る「同じ釜の飯を食った大切な友人」を沢山得ることも出来ました。

    創立30周年 高浜青年会議所
    
http://takahamajc.sakura.ne.jp/

 

 JCの思い出を書くときりがありません。

 西三河で初の公開討論会の実施に向けて動いていたときには、人生を賭けて選挙に臨む立候補者に対して自分たちのようなものが関わって良いのだろうか?と悩み苦しみ、眠れぬ夜を何夜も過ごしましたし、様々な形でのプレッシャーの厳しさに縮みあがりもしました。

 委員会や理事会での討議の中でコテンパンにやられて凹んでしまったり、関係機関との調整が思うようにいかず、やけ酒を煽ったことも一度や二度ではありません。

 反面、行った事業に対して一般市民の方達から温かい賛同の意見が寄せられ、感極まって涙がこぼれ落ちる瞬間も何度か経験することが出来ました。


 これら幾つもの事業の企画・運営・反省を通し、思いを人に伝える術を学びましたし、自分に出来ることを自分の出来る範囲だけでも行うことによって周りを大きく変えることが可能だ(少なくとも何もしなければ何も変わらない)との、今の自分に繋がる非常に大きな財産を得ることが出来たように思います。

    地縁・血縁・ドブ板選挙は嫌!(自分で出来ることを、自分でしよう!)
    
http://blog.so-net.ne.jp/kawaraya-taisei/2006-08-12





 さて先週末の同窓会は、私の卒業年度である2004年に(JCは40歳で卒業となります)日本JCに出向していた際の同窓会でした。

 日本JCは、全国それぞれのJCより出向したメンバーで構成されており、私の出向した「新・国家アイデンティティ創造委員会」は44名のメンバーで、日本古来の「ものさし」を再認識し、現在の「日本の底力」を感じ、その上で日本を私たちが「生き生きと暮らしてゆける国」とするため、時代に適合した「自国の誇り」を探求し広く発信していこうとのテーマで一年間活動をしました。

(こういう書き方をすると嫌われる方もいらっしゃるかもしれませんが、右からでも左からでもないニュートラルなアプローチをしたつもりです。)


 本当に沢山の本を読み、幾人もの著名人の話を伺い、これまで考えることの無かった様々な事を考え、学び、侃々諤々の議論を繰り返した一年でした。

(その後今に至る日本を見るに付け、その当時委員会で議論され発信したことの幾つかが現実の社会の中で注目されたり、正論として認知されて行くのを感じた事象も複数合ったように感じています。)


 日本JC出向前までは、政治というとせいぜい地方政治までしか近しく感じることが出来ませんでしたが、日本の国を身近に感じられる非常に貴重な体験でもありました。

(良く考えてみると当たり前の話で、自分自身が国の運営に責任を持つべき主権者たる日本人だと気がつくことが出来ました。)

 結局、これが原体験となって「瓦」のことでも、「旗日の日の丸掲揚」でも、「子育て」についてでも、責任を持ったプレーヤーとして責任のある情報発信をしていこうとの考えでこのBLOGにも繋がっているような気がします。


 浅○さん、シャッター押していただいてありがとうございます!

    社団法人 日本青年会議所 ‐Junior Chamber International Japan
    http://www.jaycee.or.jp/

 

 あれこれと近況などを話すうち、みるみる間に心地よい時間は経過、あっと言う間にお開きとはなりましたが、また近日中の再開を固く約束し、それぞれの生活に戻ってゆきました。

 

 「JCで得た友情は、私にとって非常に大きな宝物です!」

 集まった皆との楽しい時間が、「変革の能動者たらんとする自分」を思い出す良い契機とも成りました。

 本当に、楽しい時間をありがとうございました!

 

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PS.
 そんなわけで、JCは飲んだくれのロクデナシも確かにいますが(当時の私はそうだったかも?)、飲んだくれだけの集まりではありませんので、誤解されていらっしゃる方はこの機会に認識を改めていただくと嬉しく思います。


PS2.
 今回は日程調整がつかずに欠席となったようですが、天○さん、○西さん、辻○さん、次回同窓会での再会、楽しみにしています。


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mike

なんか、うらやましいです。

私ごとで恐縮ですが、
"独立"って聞こえがいいけど、
"孤独"にも読み替えられるような気がしているところです。

仲間がいるっていいですね。

………

すいません…たいせいさん始め、
ブログを通じての仲間(先輩)が、何人もいました!

もっともっと、もっともっと、もっともっと、たくさんの人と知り合いたいです。
by mike (2007-12-18 21:28) 

たいせい

 mikeさん、一人でやる仕事というのは自分で自分を鼓舞していかねばならず大変なことだと思います。(自己管理の甘い私につとまる自信がありません)
 そう言う仕事を持った友人も数人いますが、いつも頭が下がる思いがしています。

 JCに在籍していた5年間、私にとって本当に貴重な経験でした。
 「目的」と「手段」と「結果」についてきちんと区分けをして考える習慣がつき、全国から集まった仲間と交わることによって「自分のレベル」がどの程度なのかを知り、足りないものを学びました。
 なによりも、学生時代の友人のような利害の絡んでいない損得抜きの友人を沢山得られたことが、卒業後の今になっても何より大きな財産と感じています。

 千葉にもJC仲間が何人かいますので、もう少し若ければmikeさんもお誘いするのに残念です。
 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 mikeさんのご近所づきあい、私から見ると本当に羨ましいです!
by たいせい (2007-12-19 10:41) 

toyo

失礼ながら私も「JCというのは一般的には、おそらく夜遅くまで飲み~」・・・というイメージをもっていました。誤解していたようです。立派です。私は地元のライオンズの「飲み会にしか出席しない不良会員」です。恥ずかしいです。
by toyo (2007-12-19 17:35) 

千葉の創業支援行政書士

はじめまして。
行政書士の長谷部といいます。
建築士のmikeさんのブログを見ていたら
芝山というのでこちらによらせていただきました。
私も芝山です。これもなにかのご縁と思いますので
(勝手に決めてますw)よろしくお願いいたします。
by 千葉の創業支援行政書士 (2007-12-19 23:44) 

の、呑んだクレのろくでなし、でしたっ!
いいですね。同窓会。私も今度の土曜日は2004愛知ブロック協議会、会員資質向上委員会のOB会です。
この前の結婚式で皆あったばかりなのに・・・
by (2007-12-20 01:42) 

たいせい

 toyoさん、会議の方にあまり参加をしない「飲んだくれ」も多少はいますし、会議のあげくヤケ酒になってしまい悪酔いしたりくだを巻いたりする私のようなメンバーも居て醜態をさらしてしまう場合もあるのは事実です。
 ただ、ほとんどのメンバーは仕事が終わって夜の7時頃から会議を行い、3~4時間ぐらいは侃々諤々の議論を行っていますので、食事をするのが10時とか11時とかになり、必然的に帰宅するのは午前様という有様になってしまいます。
 それも役割毎に別れた委員会が幾つもあり、ほぼ毎日誰かが会議をやっていますので、結果的に連日午前様になるまで飲み歩いているJCというイメージが出来上がってしまっているようです。
 「市民のため」とか、「まちづくり」とかの青臭い理想を肴に一文の得にも成らないことをやっていますので、もし街で見かけられる機会がありましたら、温かい目で見守ってくださると嬉しく思います。

 JCは40歳までと言う年期がありますので、それなりに濃い活動を私もやったつもりでいますが、ライオンズやロータリーなどは年期がないので入るとしても出来るだけ遅くしようと、逃げ回っています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-12-20 09:57) 

たいせい

 千葉の創業支援行政書士 さん、本社は愛知県なのですが芝山町には千葉センターという出張所もどき(社員2名で細々とやっています)が山の中のほとんど人影もない所にあり、私も2~3ヶ月に一度くらい足を運んでいます。
(成田空港の裏から太平洋までは、まだまだ和瓦の地域でもありますので)

 本当にこれも何かのご縁、今後ともよろしくお願いいたします。
 コメント、ありがとうございました!

PS.
 和瓦に限らず屋根材のご用命などあれば、いつでもお声がけください。
 (このBLOGで瓦の営業っぽいコメントを書いたのは初めてです。あまりお気になさらないように...。)
 
by たいせい (2007-12-20 10:08) 

たいせい

 STEALTHさん、04と言うと私と同じく卒業年度の出向の同窓会ですね!
 私の場合、何か妙なもので、同じ高浜を拠点とするLOMメンバーは卒業してもいつでも会えるのであまり卒業したという意識にはならず、最終年年度の出向先の委員会から送り出していただけたような気がして、04の日本JCの委員会に「熱い思い」を感じています。

 結局この記事では、「飲んだくれのロクデナシ」にもいろいろあると言うことが書きたかったのかもしれません。
 JCに入り、無事卒業できて、今もなお語りあかせる仲間の存在が嬉しくてたまりません!

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2007-12-20 10:16) 

こう

 日本を変えるためには、まず自分を変えなければいけないということを感じました。
 異業種の仲間ができるというのは、実にうらやましいです。実生活が井の中の蛙なので、すこしずつ外へ出てみます。
by こう (2007-12-20 12:25) 

kassy3

たいせいさん、ご無沙汰しています。
卒業してもなお続くJCの友情ってホントにいいですよね。04委員会の運営側として、私もたいへんうれしく思います。
私自身、最終年度の05は全国の地区会長たちとドップリ飲んだくれるという機会に恵まれ、おかげで今でも仲良く交流しています。一生の友達でいられればいいなと心から思っている次第です。
でも、自分のJCライフの中で一番印象深かったのは、やっぱり04日本JCなんですよね~。
ということで、次の機会には、私もオブザーバーで参加させてほしいな。
○林副委員長、ぜひお声かけてくださいね! ヨロシク~!
by kassy3 (2007-12-20 16:35) 

たいせい

 こうさん、日本を変えるという所から発祥してしまうと雲をつかむような話になってしまいがちなのですが、要は「自分に出来ることを自分でやる」と言うことだと考えています。
 旗日の日の丸掲揚もそうですし、自分の子育てについても少しずつ何かが子供達に伝えられているのではないかと思います。
 ただやっているうちに少しずつ賛同者が現れたり、少しずつハードルが高いことが普通に出来るようになっていったり、そんなことを繰り返しているうちに様相は変わってゆくようです。

 JCは生まれ故郷で家があり瓦の産地でもあるある高浜で入りましたが、会社の所在地である岡崎でも新しい仲間との出会いを期待して商工会なんかに入ろうか?と迷っています。
 人との出会いは、楽しいですから...。

 nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2007-12-21 08:38) 

たいせい

 kassy3 さん、私にとっても04の委員会は本当に楽しく刺激的な一年を過ごさせていただきました。
 LOMでハードな事業をやったときの仲間なども同じ釜の飯を食べた大切な友人になるわけですがいかんせんコアになった数人の集まりなのですが、04の第2小委員会はフロアーから今もなお集まろうとの声が出てくる小委員会で、今回も予想以上の出席率で本当に驚きました。(日程調整が上手くいけばあと3人の出席が見込めました)
 卒業年度に、kassy3さん率いる日本JC 新・国家アイデンティティ創造委員会に出向できて、本当に良かったと思っています。
(卒業年度じゃなかったら、日本出向の常連になっていたでしょう)

 卒業生があると同窓会を行うというのが第2小委員会の定例になってきました。
 来年も卒業生がありますので、またやろうとの声が当日上がっていました。
 ○林04副委員長とも相談の上、声を掛けさせていただくことも出来るかと思いますので、またお会いできるのを楽しみにしています。
 また、本委員会の同窓会も楽しみにしています。
(第2小委員会の同窓会の招集状況を見ると、全国大会やサマコンなどの日程と絡ませなくとも、そこそこの出席者は見込めるような気がしています。)

 コメント、ありがとうございました!
 
by たいせい (2007-12-21 09:01) 

にっしゃん

たいせい殿、御無沙汰致しております。
御元気そうな御様子、何よりです。

楽しそうな同窓会ですね。
懐かしい御顔ぶれを拝見できて嬉しく思います。
04日本JCは、僕にとっても貴重な一年でした。
カッシー委員長とは、05近畿地区各地でよく御一緒させていただきました。

第一小委員会はやらないのかな?
by にっしゃん (2007-12-22 21:57) 

たいせい

 にっしゃんさん、04は本当に楽しかったですね。
 私にとっては最終年度のJCライフで果たすことが出来ませんでしたが、もしその後もJCに居られたら、可能な限り何度も日本JCに出向したいと思える一年でした。

 今回と前回(一昨年)の第2小委員会同窓会は草の根企画で、スタッフ側からの働きかけで実現したわけではなく、フロアメンバー何人かの声が切っ掛けで始まりました。
 恐らくスタッフ側からは仮に同窓会を開きたいと思っていても、自分のノスタルジーにメンバーを付き合わせるような感じがして声が掛けず雷のではないかと思います。
 前のMLはまだ生きているはずですので(第2は生きていました)、にっしゃんさん発ででもメールを流してみると好意的な反応が多数寄せられるのではないかと思いますがいかがでしょう!?(第2はそんなパターンでした)

 来年、本委員会の方の同窓会の話もあると亀田04総括から未確定情報との但し書き付きではありますが話されていました。
 是非また再会を果たしたいですね!!

 コメントありがとうございました。
by たいせい (2007-12-24 14:07) 

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