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子供と雪遊び&瓦工場の雪対策、そして東北出張 [閑話休題]

 先週金曜日に雪の東北から帰ってきたら、愛知も土曜日の午後から雪が降り出し予想に反してみるみるうちに積雪となりました。

 これと言ってテーマのない記事ではありますが、今回の雪について記事を一つ。

 

 おじいちゃんの作った雪だるまと、わが子たち


 土曜日の午後は本当に焦りました。

 私の住む愛知で雪が降る気圧配置は、強い冬型で、それも北陸から琵琶湖を越えた雪が関ヶ原を超えてやってくる特定の風向きの時(伊吹おろし)で、今回のような南岸低気圧では雪が積もることはまずありません。

 それで今回の雪の予報もそんなに真剣に捉えておらず、少し降る程度だろうと油断していました。

 ところが昼頃から冷たい雨が降り出したと思ったら直ぐに雪に変わり、あっという間に車の上は雪で覆われ始めました。

 それでも日中のそれも昼からの雪だと甘く見ていた端から、道路にもみるみる積もりだし雪国ででもあるかのような様相を呈し始めました。

 

 こうなってくると大変です。

 帰宅する社員の足の確保。24時間操業のトンネル窯の火を落とすことにも成りかねない、粘土の搬入口の積雪対策など、対応に大わらわになりました。

 まずは、社員の送迎に使っている社用車のタイヤを交換するため、スタッドレスタイヤを預けてあるディーラーの往復をし、足の確保に走ります。

 時既に遅く、幹線道路も積雪で大渋滞。

 それでも何とか目的地までたどり着き、タイヤと余りもののチェーンをタダでせしめ会社に向かいますが、片道30分の道のりは既に積雪が始まっており、道の至るところには立ち往生した車が乗り捨ててあり、帰りは何と1時間半以上かかりました。

 今日の粘土搬入スロープ(写真では解りにくいですがかなりの勾配です)


 そしてタイヤ交換をした後に、粘土搬入用スロープをスコップで除雪し融雪剤の散布を始めます。

 瓦工場のトンネル窯は24時間連続焼成を行っており、一度火を落としても冷めるまでに1週間以上かかり、火を入れても安定した製品が焼けるまで一週間程度必要です。

 火を止めると、トンネル窯の中のヒートカーブ(温度勾配)に影響が出てまともな製品が出なくなりますし、焼成が続いていても粘土の供給が滞ると乾燥炉内の雰囲気が変わり、製品の品質に多大な影響が出ます。

 

 どうにかこうにか一連の作業が終わり落ち着いた頃には夕方の6時になっており、靴が二足グチャグチャで、着ているものは全てびちゃびちゃの濡れ鼠と化していました。

 更に悲しいのは、その頃になると雪はもうやんでしまい、降った雪は溶け出しているではありませんか...。


 大変空しい、土曜日の雪騒動でした。


 


 義母の手編みの帽子をかぶってゴキゲンです


 さて気を取り直して、翌日の日曜日は子供たちと庭の雪で数年ぶりの雪遊び。

 日頃雪を間近に見ないわが子たちにとって雪の上を歩くだけでも贅沢な遊びのようで、ふたりの子供に長靴を履かせ、小一時間ほど雪の上で遊び回りました。

 記事冒頭の写真(雪だるまの帽子は会社のヘルメット)

 外に出ると既に、おじいちゃんが子供たちのために作った雪だるまが玄関先に鎮座しており、子供たちは大歓声。

 庭に出ると、湿った雪にもかかわらず、雪面をスキップしたり走ったり縦横無尽に駆け回ります。

  子供たちの笑顔には、疲れも吹き飛ばされます

 一昨年のクリスマスにサンタからもらったソリを出すと、順番に乗って「父ちゃん、引っ張ってー♪」の大合唱。(その後一度も積もるような雪が降らず、実は今回がデビュー戦でした)

 

 夕方にはほとんどの雪は解けてしまいましたが、実に数年ぶりの積雪を満喫させていただきました!

 

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PS.(出張中の雪景色)

 今回の出張は、愛知から中央道-長野道-北陸道-日本海東北道を経由した山形県酒田市往復で、雪の記事を書こうと写真を少し撮ってきましたので、少し紹介させていただきます。
(地元で雪が降らなかったら、これで一記事書くつもりでした。)


新潟と山形の県境付近(ナイショですが、何と、走りながらの撮影です)
 

沿道の様子
 

事故後に乗っている愛車(景気が悪いとそう簡単に車は新しくできません)
 

源義経(九郎判官)が最後、みちのくへ落ち延びるのに通ったという「鼠ヶ関(念珠ヶ関)」

 今回の出張は、会社を出るのが午後3時と遅くなって、深夜雪道を走る羽目となってしまいました。

 日中走る分には写真のようにせいぜい圧雪路までで安心なのですが、夜10時を過ぎると道は凍り付き冷や汗が出ることも数度ありました。

 季節風が強いときなど海岸線沿いの道が波で洗われることもままあり、冬の気象の激しさを否が応でも感じます。

 年に一度は冬の山形に来るまで行くのですが、こちらのお客様と取引が始まる際に「三州の営業は気候の良いときにしか来ない」「自分のところの製品がどんな気象条件に耐えているのか見ておくべきではないのか?」と言われたのを切っ掛けに、毎年お邪魔するようにしています。

 激しい吹雪なども何度か経験しましたが、私の印象では新潟の雪と山形の雪は全く別物だと感じています。

 新潟以西の雪は基本的に湿雪で視界が遮られることはまず無いのですが、山形県にはいると気温が低い乾燥雪となりどれだけ降っても風のあるところではまず積もりません。

 その分地表を流れる(舞う)雪の量が多くなり、全く視界が効かないホワイトアウトや葺き溜まりのとんでもない積雪に出会い驚くことがままあります。


 当然の事ながら、この時期の屋根工事は開店休業で、お客様と落ち着いてお話が出来る時期でもあります。

 今では、週間予報を見ながらこの時期の東北行きを楽しみにするようになってしまいました...。

(今回の出張では、住宅デザイン&プロデュースを仕事として成立していらっしゃる方と知り合うことが出来ました。次の記事は、この方について書いてみたいと思っています。)

 

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コメント 22

大人はともかく、子どもたちは雪が降り積もると大喜びですね。寒さを忘れて雪遊びです。子どもの頃、自分でリンゴ箱(当時は木板)を解体して、そりをつくり遊んだものです。
by (2008-02-11 17:02) 

お久しぶりです!
やっとコメントできるようになりました~!
でも、まだ記事の方は更新ができませんです、ハイ・・・。

雪、今回は予報どおり降りましたね~!
私の新住所にも見る見るうちに積もりまして、
たいせいさんの所のように溶けるのは次の日の昼前で、
全くの田舎道が、小渋滞になっていて笑えました。

週末は引越しの片付けをしたかったのに、
全く進まず、喜んでいるのは子どもだけ・・・
道すがら、あちこちある雪だるまがほほえましいですね♪
by (2008-02-11 17:34) 

たいせい

 一真さん、一昨年にサンタさんからもらったプラスチック製のソリをそのシーズン使う機会が無くて、子供たちなりに無念な思いを持っていたようです。
 私のいる愛知では、湯地が積もるのは年間でせいぜい一回か二回。
 雪の上を長靴で歩くだけでも、子供たちにとっては楽しい遊びだったようです。

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 ちなみに大人である私も、雪や台風などが来るとなぜだかそわそわして外に出たくなってしまいます...。
by たいせい (2008-02-12 09:10) 

たいせい

 ぺんたごんさん、無事に引っ越しも済まれたようですね。
 何はともあれ、おめでとうございます!& お疲れ様でした!
 今回の雪、日中の雪だと思って甘く見ていたらみるみる間に積もってしまい、正直言って驚きました。(子供たちは窓のそばに陣取り、雪の積もる様を微動だにせずに見ていたようです。)

 まだ暫くは荷物の整理など慌ただしい日が続くかと思いますが、記事のネタも山ほどたまってきていると思いますので、新記事の方も楽しみにしています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-02-12 09:17) 

雪の中でのお仕事お疲れ様でした。
ニュースでそちらの方面も雪の量がスゴイのでびっくりしていました。
それにしても、雪が降り出してからの対処の仕方、テキパキと行動されて
さすがでございます。全て終わったときには止んで融け出した光景を
見るとお疲れがドッと出たこととお察しいたします。
でも、何かあってからでは遅いので、たいせいさんのご判断で大正解だと
思います。子供たちも雪遊びが出来て(^_^)vですね☆
by (2008-02-12 10:38) 

たいせい

 夢空さん、私の方ではほとんど雪が降らないので少しの雪でも直ぐに大混乱となってしまいます。
 今回は皆で払っており、たまたまスタッドレスタイヤを履いた車が私の乗っている車しか無く、人手も足らず結果かけずり回ることとは成りましたが、普段はもう少し整然とした対応が出来ているつもりなのですが...。
 粘土搬入口のスロープも、翌日が日曜日でどうにもならなくなる可能背があると思い、対策を施した次第です。

 実は2歳の長男が前日風邪で熱を出していたのですが、いつもは飲みたがらない薬を「薬を飲んで直さないと、明日雪で遊べないよー」と言ったら進んで飲み、朝には普通の体調になっていましたので雪遊びをしたのですが(体調を気遣って小一時間程度)、お昼寝が終わった夕方には再び39.5度の高熱が出て、慌てふためいたとのオチが付いています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-02-12 12:24) 

こう

雪が積もる経験が少ない子供たちは、喜びますよね。
私も子供のころ、冬になると毎日「雪が降らないかなー」って、
思ってました。
by こう (2008-02-12 13:02) 

とりのさとZ

私もそうですが、愛知の方は、雪景色が貴重で、どなたもどんどん撮影されてますね。
 今回は翌日曜日には溶けて、月曜日の出荷日には畑は雪が無くてよかったです。
by とりのさとZ (2008-02-12 13:06) 

雪はあまり大人になると嬉しくないですね。二年前の12月23日は一色から家まで9時間。今回は岡崎から4時間・・・・・
トラウマですよ。
娘2人は雪合戦に出かけていたようですが。
by (2008-02-12 15:42) 

yanasan

そうですね、愛知県で雪が積ると大騒ぎになりますよね。大人は大変ですがお子さん達は大喜びですよね この地方は冬でも滅多には雪の〝まわし〟なんかしませんからね!
by yanasan (2008-02-12 22:42) 

tsk

私も静岡で生まれ育ったので、今でも雪がふるとわくわくします。
すみません、仕事に雪が関係する方々

それにしても、とても楽しそうですね
ずいぶんと、お父さんは励みになるのではないでしょうか
by tsk (2008-02-13 04:16) 

たいせい

 こうさん、今でも私は天気予報に雪マークが付くとなんだか嬉しい気持ちになって心が浮き立ちますし、雪のある地域への出張には毎回悦びを感じることすらあります。
 願わくば、仕事に関係ない土曜日の夜に降って日曜日には雪遊びなんて感じだと嬉しいのですが。

 nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2008-02-13 08:31) 

たいせい

 とりのさとZさん、月曜日には全く雪が残っていなくて私も安心しました。
 今回は出勤後の午後からの雪で良かったのですが、朝大渋滞で社員の出勤が遅れると向上が動き出しません。
 たまの雪だと、交通網は大混乱です。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-02-13 08:34) 

たいせい

 STEALTHさん、渋滞で9時間はしんどいですね。
 私の雪での渋滞の思い出は、妻の実家への正月帰省が大雪と重なり高速道路が通行止め、下道も大渋滞で疲れ切った子供を抱えて途方に暮れた記憶があります。
 でも北陸で大雪になると春の修理普請で川原は売れるので、どこかで大雪を期待する自分が居たりもしますが...。
(他人の不幸を喜ぶようで申し訳ないですが。)

 nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2008-02-13 08:40) 

たいせい

 yanasanさん、北陸の方の話を伺うと雪国でもそのシーズン最初の雪は交通網が大混乱に見舞われるそうです。
 渋滞の多くは、橋の登り口や坂道での立ち往生や車の乗り捨てだと感じています。(雪国でも最初の雪では対処できていない車が必ずいて、同様な事態が起こるとのこと)
 愛知も雪国になれば、解消するのかもしれませんが...。

 nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2008-02-13 08:44) 

たいせい

 tskさん、楽しそうな子供たちの顔を見ると本当に癒されます。
 4歳の長女が雪の上をスキップしたり、2歳の長男はちょこちょこ雪に向かって突進して、長靴の中を雪で一杯にしたりしていました。
 また日曜部に降ってくれないかなー

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 妻が臨月でなければ、本当はスキー場デビューがしたいです...。
by たいせい (2008-02-13 08:47) 

浜松自宅カフェ

山形は建設コンサル時代に担当した案件が幾つかあり、思い出深い
地域です。
人情味があって、暖かく好きな県の一つです。
中でも、道の駅「おおえ」は嫁さんが基本計画を行ない、私が実施設計
(建築は他社)を担当したので思い入れがあります。
子供がもう少し大きくなったら、連れて行きたいです。
by 浜松自宅カフェ (2008-02-13 20:53) 

たいせい

 浜松自宅カフェさん、道の駅「おおえ」というと山形市近くの内陸の方になるかと思いますがいかがでしょうか?
 私が良く行く酒田は、最上川の河口にある都市で日本海の荒波に現れる側になります。(北前船の重要な寄港地で雅いた風情や昔の建物が多く残り、とても好きな街の一つです)
 仰るように東北は、人情味があってどことなくあたたかみが感じられる人間関係が生まれ、仕事を離れてもなんとはなしに足を運びたくなるところだと感じています。
 是非お子様が大きく成られたら、酒田の方にも足を伸ばしてみてください。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-02-14 09:13) 

nina

今回の全国的な大雪は、子供たちには良いプレゼントになりましたね。
兵庫県でも大雪でしたが、私は用事があって車で出かけたのですが、ここまで気温が低いとミニの調子もあまり良くありませんで・・・
ちょっと大変でした。
今日も午後から雪が降るという事で、昨夜は無駄に走り回ってバッテリーが寒さに負けないように運動させてました。(笑
旧車乗りは大変です。(;´Д`)
by nina (2008-02-16 14:26) 

浜松自宅カフェ

ご想像の通り、道の駅「おおえ」は内陸部の大江町にあります。
酒田市も行きたい町で、特に「土門拳記念館」を見たいと思っています。
酒田市の街並みも体験したいと常々思っております。
by 浜松自宅カフェ (2008-02-17 00:36) 

たいせい

 ninaさん、今回の雪は週末だったこともあってうちの子供たちは大喜びでした。(雪で子供と遊んだ旨の記事が、どこのBLOGでも多く取りあげられていましたね)
 雪国ではない地方では、大人たちは気が揉めるばかりで右往左往してしまいますが、「今度何時降るのかなぁー♪」などと子供たちは雲行きが怪しくなると言うようになりました。

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 「父ちゃん、雲は雪で出来ているんだねぇー♪」などと、感性の豊かなところを垣間見たりもしています。
by たいせい (2008-02-18 11:16) 

たいせい

 浜松自宅カフェさん、土門拳記念館は行ったことがありませんが、建物としても見る価値があると聞いており一度行ってみたいと思っていました。
 私が好きなのは、庄内米の倉庫として今も使われている瓦葺き二重野地の倉庫の建ち並ぶ「山居倉庫」や、北前船で栄えた頃を忍ばれる「旧本間本家」(古い瓦屋根が美しい。:NHKの「おしん」のモデルに成った家と聞いています)などで、食べ物なども日本海の海の幸や庄内米をはじめとした千葉の農産物をふんだんに使い、北前船の影響か?どことなく雅いた料理は本当に美味しく感じます。
(隣の市である鶴岡は藤沢周平の故郷で、藤沢市の歴史小説によく登場する海山藩の雰囲気が感じられるまた少し違う雰囲気の良い街です。)

 再度のコメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-02-18 11:16) 

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