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「超長期住宅先導的モデル事業の第2回公募」が始まっています&30万ヒット! [200年住宅]

 この春過ぎからアクセス数がより一層コンスタントに増えてきて、どうやら一昨日30万PV(ページビュー)を越えていたようです。

 先日2周年&25万PVの記事を書いて一月ほどしか経っていませんので、あえてこの件のみの記事は書きませんが、公私ともに慌ただしくさほど内容のある記事が書けなかった割りにはこの一月ほどは4万PVものアクセスがあったことにもなり、私自身本当に驚いています。

30000PV.jpg 昨日午後の数字

 まだ書きたいネタは尽きるどころか増えるばかりで、時に途切れがちになることもあろうかと思いますが、続けていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします!

BLOG開設2周年&ヒット数25万PV突破!(過去記事紹介)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-06-28

庭のサクランボ&20万ヒット(「なかのひと」などでのアクセス解析)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-05-08

 


  さて、このBLOGでは何度か「超長期優良住宅」(いわゆる200年住宅)について取りあげてきましたが、先週末の8月1日(金)から9月12日(金)の期限で、本年度2回目の「超長期住宅先導的モデル事業の提案の公募」がはじまりました。

 今回の公募で、今年度予算委に計上された130億年の予算の使い道が確定します。(平成21年1月以降に予定されている第三回眼の公募は、来年度予算分。)

 詳しくは、建築研究所-超長期住宅先導的モデル事業評価委員会HPや、私のBLOGの記事でも記事にしていますが第一回目の評価結果を読んでいただきたいと思いますが、こだわりの木造建築の担い手が、価格だけではない「自社のこだわりを」今後の順調な受注へと結びつけていくチャンスでもあると思います。

(私の仕事である粘土瓦製造についても、「百年単位で耐久性の実績の有る屋根材は、瓦しか存在していない」との認識をこの機会に広めたいと思っています。)

 

 

「建築研究所-超長期住宅先導的モデル事業評価委員会HP」

超長期住宅先導的モデル事業HP
http://www.kenken.go.jp/chouki/index.html
(Q&A集が非常に興味深いです。)

第二回募集要項・応募様式のダウンロード
http://www.kenken.go.jp/chouki/style.html

平成20年度(第1回)の採択プロジェクト
http://www.kenken.go.jp/chouki/project_01.html

 

「私のBLOGの関連記事」

 私なりに咀嚼して記事にしているつもりですので、一度目を通していただければと思います。(私の認識違いと思われる記述があった場合には遠慮無くご指摘下さい)

「第1回超長期住宅先導的モデル事業」評価結果が発表(200年住宅・第一回採択結果) 
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-07-11

※ 全建連「地域木造優良(ちきゆう)住宅先導システム国産材モデル提案」が街場の大工・工務店でも取り組みうる採択案件として非常に興味深かったです。
※ リフォーム部門での提案を求めている雰囲気を感じました。「減築」とかが提案できると非常に面白そうです。

「超長期住宅先導的モデル事業」提案募集が始まりました!
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-04-16

200年住宅と瓦(超長期優良住宅:200年の実績のある屋根材は瓦以外存在していない)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-04-09

 

 前回の記事の時点ではネット上にもそれほど多くの情報がありませんでしたが、第一回目の採択が決まったところを中心にいよいよ受注活動への動きを始めたこともあるのか?、検索に対して随分沢山のHPが引っかかるようになってきました。

 前の記事でも書いていますが、国の建築行政が「国民全てに持ち家」をとの旗印で始まった「ローコスト工業化住宅」の路線から、「品質に重点を置いた確かな家」に変わりつつあるのを感じます。

 今年度5000棟で予算が組まれていますが今年から5年間の補助金の継続が決まっており、合わせると25万棟でこれは人口十万人当たり25棟という数字になります。

 黎明期の太陽光発電のような普及パターンも十分考えられる規模で、街場の大工・工務店・地域ビルダーなども十分に取り組みの可能な事業にもなっています。(単独で難しい場合は、全建連モデルの利用も可能です。)

 一人でも多くの「こだわり建築の担い手」に自分自身の5年後10年後の仕事を確保するため、日本の建築を信頼性の高い物にするためにも、是非取り組んでいただきたいと思っています。

 

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こう

 「200年住宅」と命名した理由を聞いて笑いました。
 「100年住宅」と付けたかったところが、商標登録されていたからだそうですね。そんな感じで大丈夫なんでしょうか?

 ところで、役人が責任を逃れるための法改正は絶対に許せませんが、何かあれば直ぐ役人に責任を求める考え方の方が問題有りだと思います。
 どう考えても、建売住宅を買うのは何も考えていない人です。私の両親もそうでしたから。もちろん大失敗で、十数年で建て替えることになりました。その時既に、その家を販売した会社は消えていました。
 その土地に適した安全・安心・快適な家はどういうものか、みんなで考えましょう。
by こう (2008-08-05 12:50) 

たいせい

 こうさん、私も当初は福田首相とお役人が思いつきで打ち出した政策で、また建築業界の混乱に元になるのではないかと懐疑的な見方をしていました。
 しかし前回の採択案件やその理由を読んで、少なくとも評価委員会は予測以上に真剣に日本の住宅を何とかしなくてはならないと考えていることがうかがえ、今では肯定的に捉えるようになりました。
 ここ数年の国土交通省の住宅政策を見る限り、私には「統制派・規制派」と「民間活力派・自由経済派」の主導権争いを感じ、結果としてネコの目のような政策となっているように思っていますが、この政策を応援することによって「過度の規制」への流れではなく、「高いモノには意味があり、安いモノには理由がある」との一般の買い物の常識が建築に於いても通用するようになって欲しいと思っています。

 仰るように今の建築の世界で一番必要なのは、お施主様の「目利き力」で、この機会に内装や設備機器で構成される「見せかけの高級さ」ではなく、「信頼性」「耐久性」「メンテナンス性」にお施主様の意識が向くと素晴らしいと感じています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 「200年住宅」とのネーミング、私も胡散臭さを感じます。
 ネーミングで損をしていますが、思いの外まともな政策です。
by たいせい (2008-08-05 14:20) 

nina

不良建築物のニュースを目にする事がありますが、私はできれば100年、200年と長持ちするような家に住みたいですね〜。
「100年もつのは瓦しかない!」というのをどんどん広めちゃってください。

100年後の人が瓦をめくった時に、瓦の裏に「やまもとたいせい」の名前を見つけたりしたら面白いと思うのですが、今の職人さんはそういった事はしないんですか?
by nina (2008-08-05 16:11) 

kappa

30万PVおめでとうございます。
特殊な事情がない限り、ブログのアクセス数は、書き手がブログにかけている時間に比例していると思う今日この頃です。
これからも、重量級の記事を期待しております。
by kappa (2008-08-05 23:25) 

スミッチ

今の建売住宅では瓦を載せるほどしっかりしてないだろうし、家自体が使い捨てになってしまうのでしょうね。しっかりとした構造の上に瓦が載れば地震に大丈夫でしょうし、社会資本も蓄積できる。そうそう結局狭いニュータウンに人は住まなくなってますよね。先を見越した住宅作りが必要なんでしょね。
by スミッチ (2008-08-06 00:33) 

たいせい

 ninaさん、社寺仏閣などで使う手作りの瓦の場合、職人の名前を入れたり寄進者の名前を入れたりがあるうですが、うちの瓦の場合は工業製品として作っているので会社名しか入っていませんね。
(西本願寺の解体修理の終盤に見学に行ったことがありますが、下からは見えないところには名前がいっぱい彫ってあります。雲の上の仏様からは良く見えます。)

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-08-06 10:42) 

たいせい

 kappaさん、ここ一月半くらい慌ただしくこのBLOG本来の濃い(?)記事が余り書けず記事の本数自体も少なかったにも係わらず、PVだけは驚くほど伸びていて驚きました。
(むしろ濃い記事が減って「親バカネタ」が多かったことが、要因だったかもしれません。)
 瓦ネタも、書きたいと思っていながらなかなか進まないネタが幾つかあり、マーケティング・経営戦略ネタもせっかく新カテゴリーを立ち上げたのですからもっと書きたいのですが、時間がないのが辛いです。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-08-06 10:58) 

たいせい

 スミッチさん、国は戦後一貫して「国民すべてに持ち家を」とのスローガンの元、信頼性や耐久性を度外視した言わばバラックをベースにした低価格工業化住宅の育成をこれまで継続的に行ってきました。
 私としては、前々回の建築基準法改正時に同時に打ち出された「住宅性能表示制度」から始まる「高品位住宅」の流れの中で、今回の「200年住宅」(正式には「超高耐久住宅」)が打ち出されていると感じています。
 ただこれも、業界や一般ユーザーが応援して推し進めない限り「時代のあだ花」に終わってしまう可能性も十分あり、その意味で応援したいと考えています。
 より良い住宅の供給できる住宅業界であって欲しいです。

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 建築基準法の改正年度の問題で、耐震基準が低い時代の建物が地震で倒壊するのであって、瓦が乗っているから家が壊れるというのは迷信です。
 コスト的な要素としても通常の木造二階建ての場合、45mm角の筋交いを既に予定されている巾90cmの壁2枚に入れるだけのことで、建物全阿智からするとほとんど影響しないレベルです。
 むしろ瓦を乗せられない家は、その程度の設計的な余力も無しに建てられているわけで、非常に危ういと感じています。
by たいせい (2008-08-06 11:12) 

yanasan

無理に条件に合わせた工法の家よりかは、やはり先人から受け継がれた工法も取り入れながら新しい工法も取り入れていき、その土地の気候風土に合った工法が一番良いと思いますがね。
by yanasan (2008-08-06 21:34) 

たいせい

 yanasanさん、第一回の採択案件に対する評価委員会のコメントを読む限り、決して大資本を持った開発力のあるプレハブメーカーやハウスメーカーのみが今回の先導的モデル事業に参加できるわけではなく、むしろそうした「こだわり建築」の担い手からの応募が求められているような文言を多数発見しています。
 そうした「こだわり建築」の担い手も現実問題としては業況が大変厳しく先の見通しが立たない中、何らかの手を打たないことには仕事が維持できませんし、結果としては国内からそんな建築が消えてしまうことに繋がります。
 自分なりに一連の動きを見る限り、普通の大工・工務店でも性能表示住宅に取り組むことが出来れば十分に応募・採択の可能性があり、単独で難しい場合にはどこかの建築設計事務所と組みさえすれば、チャレンジすることが出来る内容です。
(題意一回目に採択された全建連のプランに乗る方法もあります。:内用は前の記事で触れてあります。)

 今回の国の事業は、取り組みの方法によってはその方達に先の見通しを開くことにも繋がるのではないかという思いで、この一連の記事を書いています。
(積極的に参加しないと、本来この方達の応援をして「長期間残す価値のある建物」を増やしたいという政策当局の思いに反して、情報的に先行している大手の一人舞台に成りかねません。)

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2008-08-07 08:42) 

てんせい

「200年住宅」といっても200年持つという根拠はどこにあるのかがよくわかりません。実際に200年経った建築物をベースに話を進めているのなら分かるのですが・・・。先導的技術といっても実際に建てて経年変化をみないと200年持ちますと言われてもいまいち信用性がないような気がします。
 その点瓦は200年どころの歴史ではないから現実に実証された資材として国がもっと推奨していくべきだと思います。平板瓦やS型はわかりませんが。
by てんせい (2008-11-20 17:08) 

たいせい

 てんせいさん、仰るとおり現在の建築物の大半は実証済みの技術で200年保つと言い切れる物はほとんど無く、理屈の上でそれらしく思える技術の集合体に成らざるを得ないというのが実情でしょう。
 また200年住宅の要項などを読めば読むほど、SI住宅と言い部分ごとの耐用年数を勘案した上でメンテナンスによって長期間持たせるなど、実は昔からの木造伝統構法の建物こそが200年住宅にふさわしいなどと私には思えてしまっています。

 ただ業界的には200年住宅というと、また国の打ち出した訳のわからないネコの目政策の一つとして捉えられがちだと感じていますが、戦後の住宅政策の中で初めて「耐久性」「信頼性」「メンテナンス性」ということを大規模に打ち出した政策で、幾ばくかの胡散臭さを感じつつも乗ってみる価値は十分ある政策ではないでしょうか?

 また仰るように瓦は、長期間の耐久性という面で実績を持つ数少ない建材であり、この期に木茂見直されるような仕掛けを行うことが出来さえすれば、先の見通しも開けてくるのではないかと感じています。
by たいせい (2008-11-22 14:42) 

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