「高浜市市議会議員選挙公開政策アンケート」、4年前に引き続き今回もやりました! [公開討論会]
完成した閲覧簿
4年前の高浜市市議会議員選挙の際に、一有権者の立場で立候補予定者から政策に関するアンケートを取って広く有権者に対して公開する「公開政策アンケート」なるものをやりました。
今年も市議会議員選挙の年で、休日と仕事を終えた夜の時間をフルに使い(BLOGも放っておいて)どうにかこうにか「高浜市市議会議員公開政策アンケート」を実施し、行政の協力もいただき市役所や公民館を含む市内二十数カ所に閲覧場所を設けて、専用HPも含め無事公開にこぎ着けました。
平成23年高浜市市議会議員選挙公開政策アンケートHP
http://takahama.ex21.net/
(このHPで閲覧簿をweb公開しています。)これは政治運動ではなく、立候補者の声を出来るだけ多くの有権者に伝える機会を作り政策本位の選挙に近づけようとの思いを持った市民運動です。
今回は4年前の時間がある程度自由に使える立場ではなく勤め人となった事で、休日と家に帰ってからの深夜の時間帯だけでやれるかどうか?と、自分自身実施についてはかなり思い悩みました。
当初自分自身はサポート役になり、誰かやれそうな人にやってもらおうと十数人の人に当たりました。
(昼間自由に電話対応が出来る人と、アンケート回収の送付先がどうしても必要でした。)
しかし後から支えようとの声は幾人から上がりましたが(その協力者のおかげで完遂できましたが)、前面に立ってやっていただけそうな方は出てこず、やる気のあるアクティブな方は既に何らかの形で政治と関わりを持ってしまっておりどうも上手く行きません。
そんな状況の中、覚悟を決めたのが先月末。
「4年前に灯した火を消したくはないし、消すべきでは無い!!」
「この期に及んで、俺がやらねば誰がやるのだー!」
「自分のやれる範囲でやろう!」
「日中の電話対応はできないがメールでのやり取りを中心にして、留守電に対して夜返事をする方法でなら可能性がある。」
「アンケートの回収も直接受け取りではなく、郵送でやれば何とかなるはず!」
と覚悟を決めて、急速に事業を立ち上げました。
特に今回は定数が2つ削減後の選挙だという店と、新人が多く立候補する選挙でもあり、絶対にやらねばならないと感じたのが大きかったです...。
高浜市のような小さな自治体の場合、まともに政策を語らずとも当選できてしまう事例が(地縁・血縁・コネ・地盤の引き継ぎなど)現実問題として発生しがちで、これは市民にとってとてつもなく不幸なことだと思いました。
早速その日のうちに(当然深夜)事業計画を作成。
翌3月31日日市役所に行き行政と打ち合わせ、既に行われた立候補者説明会への参加者リストを入手、4年前と同様に市役所・公民館など高浜市の施設に閲覧場所を作っていただくなど、高浜市当局の全面的な支援の確約をいただきました。
そして直ぐに前回の資料を基に立候補予定者に送るアンケート文と案内文を作成し発送、およびプレス発表用のニュースレリースを作り高浜市記者クラブ加盟のマスコミ各社にFAXを送るなど、実に慌ただしい一日を過ごすことになりました。
その後多少のトラブルはありましたが、おかげさまで無事アンケートの回答を立候補予定者17人全てからいただき(な・な・なんと100%回収です!! )、4月12日に市役所をはじめとする公共施設での閲覧及びHPでの公開がスタート。
そして本日4月14日にアンケートを書いていただいた全ての立候補予定者の元に、お礼の文書と完成した閲覧簿をお礼を兼ねて配って回り、無事事業を成功裏に終えることが出来ました。
告示前に立候補予定者に閲覧簿を配ることには、お礼の他に隠れたる2つの目的があります。
- 各自の政策の内容についての応酬を選挙期間中にやっていただき、市民のためにさらに実現性のある具体的な政策にレベルアップされていただきたい。(国政選挙などの際、TVの討論会のやり取りで政策が寄り具体的になっていくのを何度も目にしています)
- 選挙後当選した議員の相互監視によって、書いていただいた内容の実現を担保したい。(自分が書いて公開されている文書に対し矛盾した政治行動は取れないはず)
途中多少のトラブルがありましたし、やはり予測していたとは言えとんでもなく慌ただしい2週間ほどでしたが、そのたびに頭を過ぎったのが吉田松陰の言葉
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
この言葉で萎えた心をまた奮い立たせヘロヘロになりながらなんとか完遂することが出来ました。
そして今回も多くの協力者(アンケートを寄せてくださった立候補予定者も含みます)に支えられて今に至りました。
この場を借りて心より御礼申し上げます。
「本当にありがとうございました!」
ps.
時間の余力が有れば、選挙後多少の顛末についての記事を書くかもしれません。
「参考:今回紹介された新聞記事」
実は今回最も悔やまれるのがこの点で、時間がないためにプレス対策にほとんど手を掛けることが出来ませんでした。
一人でも多くの一般有権者に閲覧簿をみていただくことに目的がある以上、プレス対策にはもっと多くのの時間を掛けたかったです。
市議選候補予定者へのアンケート公開 高浜
2011年04月12日 朝日新聞統一地方選後半戦の高浜市議選(定数16)に向け、市民グループ「高浜市で政策本位の選挙を進める有権者の会」が、立候補予定者に送った「公開政策アンケート」に予定者17人全員の回答があり、11日から公開を始めた。公開アンケートは前回に続き2回目。有権者に各予定者の政策の判断材料を伝えるのが目的という。
同会の中心は、代表の会社員山本大成さん(47)ら5人。
設問は、自分のプロフィルや任期中に取り組もうと考えている重点施策3点に続き、「市議の役割」や「高浜市の活力向上」「財政問題」など計7項目。すべて記述式で回答してもらった。前回は定数削減に対する考え方の設問が柱の一つだった。今回は定数が2削減される。
質問と回答は、市内の公民館や市役所など公共施設で閲覧できる。同会のホームページ(http://takahama.ex21.net/)でも公開している。asahi.com市議選候補予定者へのアンケート公開 高浜-マイタウン愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=240000011041200034月12日 中日新聞
この他に地元ケーブルTV局KATCHでニュースとして何度も放送していただいています。
「4年前の公開政策アンケート関連の記事」
4年前はテイクオフから選挙後に至るまで実情を多くの方に知っていただきたいと、リアルタイムに記事を書きました。
今後地元の自治体議会選挙でこの事業を参考にしたい方がいらっしゃいましたら、これらの記事を参考にしてください。
高浜市議会議員選挙「公開アンケート」、キックオフしました。(統一地方選挙:公開討論会)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-03-16「高浜市議選アンケート」プレスへの情報発信を行いました(公開アンケート・公開討論会)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-03-27「市議選公開アンケート」新聞2紙で取り上げられました!:4/11追記 3紙になりました(高浜市・公開討論会)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-03-30市議選「公開アンケート」回答率100% 無事公開までこぎ着けました!(高浜市・統一地方選・公開討論会)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-04-11明日は投票日、棄権は白紙委任です。必ず投票に行きましょう!(統一地方選・高浜市市議会議員選挙・公開政策アンケート)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-04-21高浜市議選「公開政策アンケート」、終結宣言!(統一地方選挙・公開討論会・議会・選挙)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-04-25
平成23年高浜市市議会議員選挙公開政策アンケートHP
http://takahama.ex21.net/(前回の結果のページもまだ残してあります)
ご無沙汰しております。いかにもたいせいさんらすしい活動だと、読みながら感じいっておりました。
勤め人暮らしも久しぶりだと思いますので、くれぐれもご自愛のほどを(あまり他人のことは言えませんが…)
by まーきん。 (2011-04-15 07:56)
お久しぶりです。お元気なご様子。安堵いたしました。
by yukikaze (2011-04-15 17:41)
愛知は今、政治を変えようとしていますね
by yanasan (2011-04-16 22:25)
相変わらず精力的ですね!
またオフ会でお会いしましょうね!
by 浜松自宅カフェ (2011-04-17 22:55)
お勤めをしながらの活動ご苦労様です。
どうしても血縁、地縁で選挙が決まってしまいかねないなか。こういう取り組みは価値がありますね。
by スミッチ (2011-04-24 17:54)
アンケートが世界中に公開されているので、当選された方は公約として守らないわけにはいけませんね。
すばらしいです。
by こう (2011-05-07 12:37)