常滑やきもの散歩道・窯のある広場・世界のタイル博物館「建築系オフ会in名古屋-常滑散策編」 [屋根には「瓦」]
さて前記事の名古屋コーチン・手羽先・あんかけスパ「ソネブロ建築系オフ会in名古屋-名古屋メシ編」に引き続き、今回は翌日の常滑散策についてです。
とは言っても当日あまり天気が良くなかったこともあり写真をそれほど撮っていませんでしたので、過去に撮った写真をひっくるめて、まだこのBLOGで書いたことがない「常滑-やきもの散歩道」、そしてその後私たち家族で行った「窯のある広場」「世界のタイル博物館」「INAXライブミュージアム」について書かせていただきます。
名古屋コーチン・手羽先・あんかけスパ「ソネブロ建築系オフ会in名古屋-名古屋メシ編」
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2009-06-04
(名古屋メシ・名古屋B級グルメについての記事でもあります。)
私は常滑の街がとても好きです。
生まれてからずっと住んでいる「高浜市」は瓦中心で作る製品の種類が違いますが、常滑と同じく焼き物の街です。
瓦のまち高浜の古写真
いにしえの高浜・写真館-鬼みち案内人の会HP
http://onimichi.fc2web.com/old/top.html
幸いな事に常滑と比べて中国や東南アジアからの輸入という経済の荒波に揉まれることなく今に至っており、結果として子供の頃の印象に残っているところの瓦工場の建ち並ぶ街並みが消えてしまいましたが、常滑の「やきもの散歩道」を歩くと今も残る煉瓦煙突と板壁・瓦葺きの家屋や細い路地に、在りし日の地元高浜が思い起こされとても懐かしい気持ちになります。
そんなこんなで今回オフ会の副幹事になった際に、是非日頃建築に触れていらっしゃる皆さんにもこの雰囲気を感じて欲しいと思いこのコースを選択しました。
(博物館「明治村」という選択肢もあり、最後まで悩みました。)
やきもの散歩道を歩く建築系ブロガー諸氏と我が家族
前日終電の時間の関係で二次会の途中で別れた皆さんとは、知多半島道路の阿久比PAで待ち合わせをしました。
(私の方は、妻と3人の子供を連れた一家総出です。:自分のイベントにも家族を巻き込むというのが、私のポリシーです。)
ただその時間はまだ小雨が降っており(午前中の降水確率は80%でした)、一旦「やきもの散歩、道」を諦め「INAXライブミュージアム」「窯のある広場」「世界のタイル博物館」&「盛田味の館(ソニーの盛田さんの実家です)」のコースに変えようと走り出したら、いつの間にか雨もやみはじめ空が明るくなってきました。
まあこうなったら行くしかありません。再度仕切り直して「やきもの散歩道」に直行です!
「常滑-やきもの散歩道」
土管や焼酎瓶で作られた遊歩道/焼酎瓶
到着の時間が早かったので陶磁器会館に車を置き(遅いときは臨時駐車場ですがこちらもなかなか便利がよいです) 、早速街を歩き始めます。
やきもの散歩道のある集落は、恐らく元は陶土の採掘場所でもあった小高い山全体に広がっており、道の多くが坂道となっています。
その土留めや擁壁の保護に、不良で出荷できなかったものと思われる土管や焼酎瓶が埋め込まれており、独特の風景が広がります。
また都市開発の足跡がそれほど付いておらず、昭和30年代の建物と細い曲がりくねった路地がそのまま残っています。
やはり私から見ると瓦屋根がとても美しく感じます。
ほとんどの建物は昭和30年代以前の建物で、瓦は燻化させて素地まで黒い「いぶし瓦」と焼成の最終工程で塩を焚き込み表面に皮膜を造る製法の「塩焼き瓦」(赤い瓦:粘土中に含まれる鉄分の色です)の二種類の建物が大半ですが、時代の風雪を経た経年変化による色のバラツキが大変素晴らしく思います。
元焼き物工場の大屋根
NKHの連続TV小説「純情キラリ」では岡崎のの現存する八丁味噌の蔵元「カクキュー」がロケに使われましたが、現地に行って私は少し残念に思いました。
と言いますのが蔵の全ての瓦に塗装した跡があり、恐らく元々乗っている「塩焼き瓦」を「いぶし瓦」に見せていたのだと思います。(もしくは屋根を新しく見せるために、いぶし瓦の上に改めて彩色したのかもしれません。)
あれだけ立派な現役の八丁味噌の蔵ですので、「塩焼き瓦」のまま残っていれば素晴らしい景観だったはずなのに本当に残念です。(塗装の色は10年しか保たないというのに...。)
岡崎の旧家「石原邸's Cafe」&八丁味噌の郷へ子供と行きました(NHK朝ドラ「純情きらり」ロケ現場:「溜」たまり)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-10-31
煉瓦煙突
今も残る煉瓦煙突も特徴の一つで、昔高浜でも150本以上林立して黒煙を上げていた幼き頃の記憶に残っている風景と重なるものを感じます。
散歩道の沿線に残る多くの古い民家や焼き物工場は陶器製土管の衰退後工場としての機能を停止し、多くが陶磁器などの製造直売の「店舗」兼「工房」兼「住居」として新たなる営みの拠点になり、街自体が今も息づいているのも大変素晴らしいです。
中には昔使っていた窯の中に商品を陳列して独特の風情を醸し出している店や、窯の煉瓦による反響を生かしてカラオケ店として営業をしていらっしゃるところまであります。(小編成で行われる窯の中のコンサートなども時々行われているようです。)
私の住む高浜市のやきものの里「かわら美術館」初代館長を努めていただいたJR東海初代会長でもある須田寛氏の提唱された、「産業観光」の一つの姿がここ常滑で息づいているのを感じました。
産業観光 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%A3%E6%A5%AD%E8%A6%B3%E5%85%89
今回ご一緒させていただいた皆さんの心には、どんな印象が残ったでしょう?
懐かしい空気が、常滑の素晴らしさ...。
やきもの散歩道 愛知県常滑市 ~あいちまDrive(ドライブ)~
http://www.aichima.net/drive/tokoname/01/index.html常滑 やきもの散歩道
http://teru88.web.fc2.com/A1/yakimono/sanpomichi.html
皆さんと一緒に2時間ほど常滑の街を散策し、気がつくとお昼になっていました。(うちの長男が「お腹空いた!」「お腹空いた!」とうるさく、ご迷惑をお掛けしました...。)
駐車場に戻り車に乗ると5km程離れた前の記事で紹介したレストテラス スカイラークに向かい名古屋の誇るB級グルメ「あんかけスパ」を食べ、オフ会は解散となりました。
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「窯のある広場」
窯のある広場
さてその後私たち家族は、せっかく来たのだからと「INAXライブミュージアム」「窯のある広場」「世界のタイル博物館」に足を運びました。
実はここは初めて来たのですが、やきもの散歩道の狭い路地とは打って変わり(その狭い路地が良かったのですが)広々とした元工場の敷地に工場と使っていた窯をそのまま生かした展示に、博物館が併設されていました。
特に「窯のある広場は」日頃家族でのお出かけの際には弁当持ちの私たちにとって、良い雰囲気の中で弁当を広げられる芝生があって、常滑の安らぎスポットとして使うことが出来そうでした。
昔使っていた窯
元々あった窯以外に伊賀上野工場から一部を移築したトンネル窯・ローラーハースキルンなどもあって、子供達も窯に入ったり出たりで大騒ぎです。
(やはり午前中は初めての方達の中で、緊張していて猫をかぶっていたようです。午後はエネルギー全開と成りました。)
次男「太陽」もゴキゲン!
「資料館・世界のタイル博物館」
この小便器が美しかった(窯のある広場資料館)
世界のタイル博物館
展示品を見ていて印象に残ったのは古代より今に至るまでのタイルの施工例で、上手く写真には撮れませんでしたが上記以外に幾つも興味を持った展示事例がありました。
世界史的な時の流れと、地政学的な技術・様式の広がりとを頭に描きながら見られる展示で、とても面白かったです。
屋外の照明器具
また屋外の至るところに設置しておある照明器具も面白く、夜間一度訪問してみたいと感じました。
もし機会がありましたら、「常滑-やきもの散歩道」だけではなくこちらにも足を伸ばされることをお奨めします。
INAX窯のある広場・資料館 INAXライブミュージアム
http://www.inax.co.jp/kiln/
「カメラマンからカワラマン:山田脩二氏」
ミュージアムショップで買った山田脩二氏の小冊子
なお期間中行くことが出来ませんでしたが、先日までここで個展が行われていた元建築写真家で今は「カワラマン」(鬼師)の山田脩二さんの写真小冊子が売られており、思わず買ってしまいました。
(何年か前に一度講演会に参加させていただく機会があったのですが、深く感銘を受けました。「鬼瓦の載っていない物を建物とは言わない」「高層ビルも鬼瓦くらい乗せてみろ!」との言葉が、印象的でした。)
建築写真家として名を馳せていらっしゃった頃、黒煙をもうもと吐き出す煙突の風景であった常滑の街が好きで何度も足を運んでいらっしゃったそうです。
(小冊子を開いてみるととても素晴らしい写真の数々でした)
カメラマンとして、数々の景観をファインダー越しに覗き、その変遷を見守ってきた山田脩二氏は、いまや淡路瓦師として淡路島で瓦を焼き続けています。「都市の建築物が高層化することで鉄やガラス、コンクリートといった硬い素材が主流になってしまった。社会の利便性を否定するわけではないが、もっと自然だけが持つ柔らかさや力強さを見直すべきではないか」という強い思いが、カワラマンへの転身を決意させたのです。(野水瓦産業HPより)
[山田脩二の瓦] 野水瓦産業株式会社
http://www.nomizu.co.jp/yamada/index.html
日本の写真家 (39) 山田脩二
作者:出版社/メーカー: 岩波書店
発売日: 1998/05
メディア: 大型本カメラマンからカワラマンへ (ちくまプリマーブックス)
作者: 山田 脩二
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 1996/09
メディア: 単行本(ソフトカバー)山田脩二日本村1969-79 (1979年)
作者: 山田 脩二
出版社/メーカー: 三省堂
発売日: 1979/11 メディア: -
「オマケの家族写真」
午後には青空も覗かせました
はじめて次男「太陽」の立っているところの撮影に成功しました。(カメラを構えると高速ハイハイで近づいてくるため撮ることが出来ませんでした。)
調子に乗って写真公開です!(この辺りが親バカ...?)
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高浜も常滑も焼き物・瓦の町ですね。常滑は観光の場所がたくさんありますね。INAXライブミュージアムもいいですね。高浜は瓦美術館が健闘しています。もっともっとこうした職人の手仕事に光があたることを願っています。
by kido_azusa (2009-06-04 07:30)
同じ高浜人としてOFF会に参加できずに大変残念でした。
2日間のOFF会とても楽しそうですね~
最近は栄にはあまり行っていないので、錦のネオン街が懐かしいです。
常滑の焼き物散策路は2回ほど歩きましたが、登り窯があったり、作家作品の面白い小物などが売っていたりと、とても楽しかった思い出があります、と同時に、高浜のおに道もこんな散策路になればいいなと思ったことは何度かありました。
OFF会の時は、私、タイへ行ってました。
面白かったです、
国が変わるとそこに住む人や文化が違い、とても刺激になります。
by よっしぃー (2009-06-04 09:10)
とてもよいオフ会だったようですね
僕は仕事柄、常滑にはかなり行くのですが、個別の道は通りますが、散歩道をきちんと歩いたことがないんで、一度ちゃんと歩いてみたいですね
ちなみに、タイル博物館の売店に我社の製品が少し置いてあります
by すぎやす (2009-06-04 09:11)
kido_azusaさん、おそらく常滑も高浜も一時土管の製造で食っていた時代があって、陶器製土管の衰退とともに高浜には「瓦」が残り、常滑には急須や茶碗・招き猫などの置物が残って今に至っているのだと思います。
高浜にも土管坂と言われる擁壁に土管が使われた坂道が今も残っていますが、常滑の場合はエリア全体に広がっておりとても懐かしい風景だと行く度に感じています。
高浜にも「鬼みち」などといった散歩道がありますが、残念なことに常滑のような一般を対象とした消費財・嗜好品ではない瓦という建材が中心なので、沿道に店舗を開いたとしてもなかなか経営が成り立たずあまり効果的なアピールが出来ないことを私個人としては残念に思っています。
やはり常滑の素晴らしさは、「やきもの散歩道」を通して経営の成り立つビジネスモデルがあり「街が生きている」ことなのでしょうね...。
実は今回のオフ会、時間の余裕があればkido_azusaさんもお誘いしようかと思っていました。
またこちらでの開催など機会がありましたら、是非ご参加いただけると嬉しく思います。
nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-04 10:54)
よっしぃーさん、オフ会の場で高浜の鬼師がソネブロ仲間になったから宜しくと、紹介させていただきました。
妻がお茶を始めてから茶器や花器探しに年に1~2回常滑の街に行くのですが、何度言っても飽きが来ないのが常滑の良さですね。
ただ高浜の「鬼みち」をこうするという点になると、一つ前のコメントでも書きましたが主要製品が一般の方達が日常生活の中で普通に買う消費財や嗜好品ではないのが辛いところで、沿道で何かやろうとしたとしてもビジネスモデルとしてなかなか成り立たないというのが難しいところだと感じています。
もしやるとしたら「窓清」さんのやり方になるのでしょうが、一店二店ではなく面として展開できる方策を合わせて考えなくてはならないのでしょうね?
少なくともガイドマップを頼りにはじめて来ていただいた方が、中途半端なお寺が並んでいるだけと言う認識にならないためには(この話は良く聞きます)、個々の飾瓦が乗っているお寺に見所が解る看板ぐらいはないと辛いのではないかと感じています。(先日の観光協会の総会でこの旨は伝えてありますが...。)
決して元々持っている質自体は、常滑に負けるものではないと感じられるだけにとても残念に思います。
なお、私も錦は実に久しぶりで、ちょっとした浦島太郎気分で過ごさせていただきました。
nice! &コメント、ありがとうございました!
PS.
タイ紀行の記事、楽しみにしています。
by たいせい (2009-06-04 11:12)
すぎやすさん、「やきもの散歩道」は観光のために人が人工的に作り上げてきた施設や街ではありませんので、何とも落ち着く空間で一度とは言わず何度も訪れる価値のあるところだと感じています。
(すぎやすさんだったら、地元の人に案内して貰える機会も作れるのでは?:その場合は是非我が家も便乗させてください!)
反面、高浜の「鬼みち」も「本物」の点在する道で、案内人の方と一緒にちゃんと歩くと「やきもの散歩道」と同様の新鮮さがありますので、こちらの方も是非歩いてみていただければと思います。(地元って意外と歩く機会がないのですよね...。)
こんな楽しいことも頻繁にありますので、すぎやすさんもソネットでBLOGをはじめられてはいかがでしょうか?
コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-04 11:22)
2日間、コーディネートありがとございました。
とても楽しく、充実した週末でした。
行ってよかった!
やきもの散歩道は是非、「家族を連れて来たい!」と思いました。
風情のある町並みがとても良かったです。
by 浜松自宅カフェ (2009-06-04 13:09)
10年以上前のことですが、消防署の設計監理の際、タイルの工場検査で三重県のINAXの工場に行きました。日帰りで慌ただしく名古屋を通り過ぎてしまいましたが、いろいろな見どころがあるんですね。もったいなことをしました。
by mike (2009-06-04 15:23)
これは写真の撮りがいのある街ですね。
レンガ煙突なんてさだまさしさんの歌の中でくらいしか出会ったことがありません。
(札幌で見たような記憶もありますが・・・)
ビンボーさえ何とかできれば名古屋にも遊びに行けるのですが・・・(;^_^A
by nina (2009-06-04 22:12)
常滑は出張で一度泊まったことがありますが、ゆっくり見ることは出来ませんでした。
やきものの街だったのですね。
by kappa (2009-06-05 07:24)
浜松自宅カフェさん、今回のオフ会、私の自己満足の世界でコーデ期ネーとしてしまったような気もしていて、楽しんでいただけたとすると本当に嬉しいです。
また、阿久比PAで合流した時点ではまだ小雨が降っており、どうしようか?と思っていたのがおかげさまで天気も好転し、本当に良かったと思いました。(メンバーに晴れ男(女)がいらしたのでしょうね!?)
もし家族でいらっしゃる予定がありましたら是非ご一報下さい。
今回常滑には参加できなかったplusgateさんも常滑にいったことがないようですし、予定が合いましたらまたご一緒させていただけたらと思います。
(高浜の「鬼みち」と組み合わせられたら良いと構想だけはふくらみます。:上の方でコメントが付いている「よっしー」というのが現役の鬼師で、鬼みち案内人の会のメンバーでもあります。)
なおオフ会後、妻から「浜自カフェには何時行けるの?」と矢の催促です。
近いうちに是非お邪魔させていただきたいと思います。
nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2009-06-05 10:49)
mikeさん、常滑は関東で言うと今は街並みは残っていませんが昔の「キューポラのある街:川口」(?)のようなところで、その当時の街並みが残っているのが何とも郷愁を誘います。
また街自体が今も生きて、機能しているのが大変素晴らしいと感じています。
愛知には他にも、全国の明治の建物がそのまま移築されて今も保存されている「博物館:明治村」などもあり、建築関係者が見て楽しいところが幾つもあります。
機会がありましたら是非尋ねて来てください!(勿論その際には我が家へのご一報をお忘れ無く!)
nice! &コメント、ありがとうございました!
PS.
関東地区でオフ会があって私も参加できる場合があれば、是非mikeさんもお誘いしたいと思っていました。
by たいせい (2009-06-05 10:57)
ninaさん、高度経済成長期の昭和のイメージを再現したテーマパークは全国に沢山出来ていますが、この種の雰囲気を伝えられるところは全国探しても常滑以外にないと感じています。
(もっともこれは瓦の街「高浜」で育った私だけの感覚で、他の地域で育った方は別の昭和があるのかもしれませんが?)
とにかくテーマパークとは違って広いエリアですので、自分なりの撮影スポットが幾つも見つけられると思いますし、実はこの日もスケッチブックを持った人たちがイス持参で大勢入り込んでいました。
私の方もそうなのですが、忙しいときはお金はあるが時間が無くて遠出が出来ず、時間があるときはお金が無くてやはりなかなか遠出が出来ません。
高速道路料金の安い今がチャンスですので、もし気が向きましたら愛知まで是非足をお運び下さい。
そして前の記事のコメントで書きましたが、名古屋の誇る地ラーメン「台湾ラーメン」を是非ご賞味下さい!
nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-05 11:10)
kappaさん、近隣諸国からの輸出攻勢による経済危機という電柱組の度重なる攻勢にもめげず、地域一丸となって街を守り通した防衛軍が愛知にはあったようです。
関東からだと厳しいかもしれませんが、飛行機移動の中継地で中部国際空港(常滑沖です)を使う機会などを作り、是非常滑に一泊の上、街を歩くことが出来たらこの雰囲気と出会うことが出来ます。
気が向きましたら、ぜひお越し下さい!
nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-05 11:16)
素敵な街ですね(^^♪。。
by hoppe (2009-06-05 11:50)
常滑本当に素晴らしかったです。
かつての姿を無理に留めるでもなく、
無理をせず、住んでいる方のスタイルにあわせた
感じの家屋が多く、とても魅力的に映りました。
INAXミュージアムもまだ行ったことがありませんので、
ぜひ次の機会に行ってみたいと思います。
by mogi (2009-06-05 12:22)
こんにちわ。始めまして。
azusaさんのブログのコメントでたいせいさんが書いていらした瓦の事が
とても勉強になったのでお邪魔させていただきました。
私は小さな工務店を営んでいる大工さんの嫁なのですが
今かからせていただいている現場が今からまさに瓦葺きの工程です。
土葺きです。瓦の温度の事とか、建築勉強中の私にとってとっても
為になるお話が沢山あって嬉しかったです。
これからもよろしくお願いします。
追伸・・うちも三人の子をもつ父ちゃん母ちゃんです。
うちは10歳、8歳、6歳です。
by しんちゃんの嫁 (2009-06-05 14:40)
☆本当に、今回は御世話様でした♪
楽しいプランのコーディネート、ありがとうございました!
常滑も、ガイド付きで、隅々まで堪能した気分です♪
また、機会がありましたらプランニングを
宜しくお願いいたします!
by ijimari (2009-06-05 21:49)
hoppeさん、はじめまして!
常滑はあまり観光地的な開発はされていませんが、それだけに自然に目に入る景色の一つ一つが印象的な街だと思います。
もし愛知にいらっしゃることがあれば是非お立ち寄り下さい!
nice! &コメント、ありがとうございました!
PS.
BLOGを拝見させていただきましたが、宮城に住んでいらっしゃいますか?
仙台空港からだと海外旅行の経由地で中部国際空港(セントレア)を使われる場合もあろうかと思います。
中部国際空港があるのが常滑沖で、一泊させたり空港内で時間がある場合でしたら、この街を見に行ける機会もあるやもしれません。
by たいせい (2009-06-06 12:08)
mogiさん、かつての住宅は「ところ変われば家も変わる」で、国内各地でそれぞれ特徴のある構造や工法があったのだと感じていますが、常滑の街並みは私の子供の頃の景色がそのまま残っているのが好ましく、年に数回足を運んでいます。
恐らくは粘土製の土管の使用頻度が減ることによる不況の影響だったのでしょうが、画一化された開発の手が入らずこの街並みが残っているのはほとんど奇跡的なことなのでしょうね。
INAXライブミュージアムもそうなのですが、今回紹介できませんがこの地域には酒や酢や醤油・味噌の蔵元がそのまま残っている地域でもあり、亡くなられたソニーの盛田昭夫さんの実家である「盛田」や「ミツカン酢」もこの地域で、それぞれがまちづくりにも係わって面白い見所となっています。
(発酵食品の分野でも、特徴があって面白い地域のようです。)
また機会がありましたら是非尋ねてみてください。
nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2009-06-06 12:23)
しんちゃんの嫁さん、始めまして!
昨年末で生産を休止しましたが、三州瓦(陶器-和瓦)の生産を行っており、瓦のことがあまり知られていないことが悲しく微力でも情報発信できればと思い瓦関連の記事も時々書いていました。
最近諸般の事情で(あまり気分が乗らず?)瓦関連の記事をあまり書いていませんでしたが、利害関係の無くなりつつある今だからこそ書けることもあり、幾つかの記事を書こうと準備をしています。
今後とも宜しくお願いいたします。
コメント、ありがとうございました!
PS.
子育て記事に書けるパワーは、些かも衰えることがありません。
by たいせい (2009-06-06 12:42)
今度は自転車で行ってみてやろうと画策しています。クルマがなかなか入りにくい町並みですものね。
by STEALTH (2009-06-06 12:42)
ijimariさん、愛知にはまだまだ「宿泊できる茅葺き屋根の古民家」(岡崎の山の中。この部落がまた昭和三十年代的な山間の農村ででとても良い:但し自炊)とか、「有松鳴海しぼりの街」(しぼりの浴衣いかがですか?:うちの鬼嫁は一竿持っています)とか、まだまだ見所が沢山あります。
また是非、我が瓦のまち高浜の「鬼みち」(瓦素材の灯りなども見られるかもしれません)とかもご案内したいと思っています。
今回に懲りず、是非また愛知かで足をお運び下さい。
nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2009-06-06 13:13)
STEALTHさん、自転車で常滑は素晴らしい!
ただ、「やきものの道」の時間感覚では自転車は少し速すぎる印象で、やはり徒歩でぐだぐだ歩くのが似合う街のような気がします。
(坂道が多いのと、混んでいるときは自転車でも真っ直ぐ走れない場合が多いです。)
陶磁器会館辺りに自転車を止めて、徒歩で回る感じの方が楽しめかもしれません。
nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-06 13:18)
瓦のまち高浜の古写真 いいですね
以前はもっと町の中に煙突がありましたよね
昔は干した洗濯物が黒くなったりしたそうですが
常滑ずいぶん昔に行ったきりですね
小便器がいいですね
by スミッチ (2009-06-06 23:15)
常滑は素敵な街ですね。
旦那は行った事があるのですが・・・
今度連れて行ってもらいます。(^^)
by そら (2009-06-08 11:34)
常滑は一度行きましたが、天気が悪かったので、
ゆっくりできた記憶がないんですよね。
記事を見ると、今度はゆっくり廻りたくなりました。
さて、いつになったら行けることやら・・・(笑)
by plusgate (2009-06-08 12:08)
瓦屋根の町並みを見ると落ち着きますね。
日本人だなーって思います。
太陽ちゃんはどんどん成長して、先が楽しみですね。
by こう (2009-06-08 13:10)
スミッチさん、記憶の中に残る昔の高浜は今よりもっとごちゃごちゃしていたはずなのですが、街にもっと統一性があったように感じていました。
その意味で常滑の街は、自分の記憶の中のかつての高浜と重なるような気がして大好きです。
昨日、子供と一緒に高浜に残る煉瓦煙突の写真を撮ってきました。
近日中に記事にするつもりでいますので、お楽しみに。
nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-08 23:19)
そらさん、一般的な土産物屋とかもある観光地とは趣が違うのですが、無理に作っていない普段着の街が感じられ、他では得ることの出来ない雰囲気が感じられる街が「常滑」だと思います。
機会がありましたら、是非尋ねてみてください。
nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-06-08 23:23)
plusgateさん、今回は残念でしたが結構面白い街ですので、一度は行ってみる価値があると思います。
半日ぐらいかけて、家族とまったり過ごす休日なんてのがぴったりだと思います。
nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2009-06-08 23:28)
こうさん、華美ではない普通の瓦屋根は月日が経つと味が出てきて、何とも落ち着いた景観になると感じています。
やっぱり、「日本人なら瓦屋根」ですね!
nice! &コメント、ありがとうございます!
by たいせい (2009-06-08 23:31)