高浜市 議員定数削減の署名運動！

　私の住む高浜市では、市議会議員の定数削減の署名運動が起こっています。

　元々は、市に対して合理化や改革を求めるのならば議会自らが範となって率先して取り組もうとの趣旨で、９月市議会に提出され１票差で否決されたのに端を発しています。

　国会でも県議会でも、役人に対し行政改革を高らかに謳うものの現実には自分の職が奪われるおそれのある定数削減なんて、話題にすら上がりません。

　それに比べ高浜市は、自ら職を失うリスクを顧みず、議員が自分から定数削減を言い出しているわけで、私としては純粋に応援したい思いで、署名収集人に名を連ねました。

（一旦議会で否決された以上この議題は議会的には終わっており、署名運動などによる直接請求しか再度問題提起する方法がないと考えたこともあります。）

 

　実際街頭に立って署名を集めると、この問題が議会で討議されたこと自体知らない市民が大半で、ほとんどの市民には「定数削減は良いことだ！」との理解をしていただける方が多く、快く署名していただけています。

　個人的には、署名簿にどれだけ多くの名前を集めることが出来たかではなく、出来るだけ多くの市民に関心を持っていただき、「議会」という奥の院だけの議論ではなく、関心を持った市民の監視の上での議論を行っていただく状況さえ出来れば、最終的な結果の如何を問わず大前進だと思っています。

 

　もし、高浜市民でこのBLOGを読んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら、私の方までご一報ください。

（選挙管理委員会に届け出た署名収集の期限が１１月２５日までなので、それまでにお願いいたします。：どこへでも署名をいただきに参ります。）

ＰＳ．
　なお参考までに、周辺自治体の人口あたりの議員定数は以下です。
　安城：５８２５人／刈谷：４７４８人／高浜：２３８２人
（諏訪市や駒ヶ根市などは、高浜市より遙かに広く人口も多いに係わらず、議員定数は１６人で運営できているようです。）

 

【１２月２日追記：高浜市民の方へ】
　市民の皆様のご協力で最終的に７０００名弱の署名を集めることが出来たようです（全有権者の約１／５）。

　当局による名簿の確認を経て、幾分かは数が減ろうかとは思いますが、まずもって皆様のご協力に感謝いたします。

　皆様方の貴重なご署名のおかげで、議会という奥の院のみの議論ではなくなりました。
　これから皆様方よりいただいた貴重な署名を「市民の声」として踏まえた上で、議会での再審議が行われることになります。

　市の広報等を通して、議論の内容は市民に公開されていますので、皆様方も関心を持って「高浜市広報」に目を通していただくことをお願いいたします。

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10月２８日付　中日新聞 西三河版

「議員定数削減　直接請求へ署名活動　高浜で　市民１０人　市長に条例改正求める」
 2006.10.28　朝刊　20頁　西三河版　(全579字)

　 　【愛知県】高浜市議会の議員定数削減を目指す市民十人が、現行定数一八を一六とする条例改正を市長に直接請求するための署名活動を始めた。
十一月二十五日までの一カ月間の期間中に選挙人名簿に記載されている総数の五十分の一（九月時点では六百二十六人）以上の有効署名が集まれば、選管の審査を経て本請求となる。
　九月定例会では、次期市議選（任期満了は来年四月二十九日）から定数を一六に削減する条例改正案が議員発議で上程されたが、賛成八、反対九で否決された。
　　地方自治法による定数の上限は、同市が該当する人口五万人未満の市では二六。二〇〇三年四月の選挙から定数二〇を一八に削減しており、市選管によると現行定数の一八は県内で削減率が最も高い。

　　二十六日から署名活動を始めたのは市内の会社役員木村雄次さん（６５）、会社役員都築光義さん（６０）ら十人。直接請求へ踏み切った理由について「行政に合理化や改革を求める議会側に、自助努力が見られないのはおかしい」「陳情や請願ではなく、正規に定数削減を求めたい」などと話す。 　有効署名が集まれば、本請求を受けて市長は二十日以内に議会を招集しなければならない。
　　「多くの署名が集まれば、大半の市民が望んでいないという理由で議案に反対した議員たちにも翻意させることにつながるはず」として、木村さんたちは六千人以上を目標に署名を集めるつもりだ。（坂口千夏）

 

コメント 4

こんにちは。
市議会で決まった事などは、ほとんどの人が知らないと思います。
私が住んでいる兵庫県某市では、毎月「市民だより」なるものが配られているのですが、どれだけの人が読んでいる事やら。
私も以前は読まずに捨てるだけでした。
署名活動により、少しでも多くの人たちに「知ってもらう」だけでも素晴らしい事だと思います。
大変でしょうが頑張ってください。
by nina (2006-11-14 01:39) 

ninaさん、nice!＆コメントありがとうございます。
私なんぞは末端の署名収集人で、余り偉そうなことを書ける立場ではありませんが、自らの職を失う可能性が高まるにもかかわらず、市議会議員の方たちが議会に上程し一票差での否決まで持って行けた事に、純粋に感動しました。

議会の議論に関心を持ち、自らの投票行動につなげてゆくというのが、国であれ、県であれ、自治体であれ、代表民主制の基本だと思います。

地縁・血縁・ドブ板選挙は、嫌ですから．．．．。
by たいせい (2006-11-14 11:01) 

お疲れ様です。
まさに吉田松陰の草莽崛起にならえ、ですね。
頑張って下さい。
by (2006-11-24 22:51) 

STEALTH さん、これについては私はほんの末端署名収集人なのであまり偉そうなことが書けません。
恐縮至極だったりします．．．．。
by たいせい (2006-11-25 11:49)