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「国民の祝日」って国民のもの?(勤労感謝の日に思う) [旗日には「日の丸」を掲げよう]

 今年5月から、自分の長男に日本の男の子という感じを少しでも伝えようと、旗日には玄関先に日の丸を掲げるようになりました。

  我が家の日の丸

山本大成 「かわら屋の雑記帳」旗日には、日の丸を揚げねば!(屋根には瓦、庭には鯉のぼり、旗日には日の丸)
http://blog.so-net.ne.jp/kawaraya-taisei/2006-06-19

 これまでやってきて、「旗日」「祝日」「祭日」について如何に自分が知らなかったのか?を思い知らされた数ヶ月でもありました。

 

 まず、ハッピーマンデーに大きく疑問を持ちました。

 意味があってその日に設定された「旗日」を、なぜその年の週回りによって勝手に変えてしまうのか?

 確か記憶によると連休を意図的に作ることによって、当時諸外国からウサギ小屋の仕事中毒と揶揄された日本人に連休の機会を増やそうとの意図だったかと思いますが、これはそれぞれの祝日の意味を失わせ、単なる休日に過ぎなくするだけのもののような気がします。

 果たしてハッピーマンデーに国旗を掲げるべきか?、それとも本来の意味のある昔の祝日に国旗を掲げるべきか?迷ったことも一度や二度ではありませんでした。

 

 そして、「国民の祝日」という呼称のおかしさにも気づかされました。

  本来「旗日」は国家の「祝・祭日」であって、国家にとって記念すべき日を定め、国民皆ががその日を祝い祭るためにあるのであって、国民のためにあるものではない。
 それなのに、一般的には国が国民のために定めた「休日」と言う認識が蔓延しているかのように思われます。


  実際の「国民の祝日に関する法律」では「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを『国民の祝日』と名づける。」とは成っていますが、
 今の「”国民の”祝日」と言う表現では、国民である自分自身が自分のために作った「単なる休日」に過ぎ無いという印象であり、
休日を作る為に大多数の賛同が得られて、大義名分の立つ日にちを選んで、定めているに過ぎないように感じている日本人が大半なのではないでしょうか?
(少なくとも昔の私はそんな程度の認識でした)

  「自分のための休日だから、別に国旗を掲げる必要もないし、国家の祝祭日という気持ちなんて全く起こってこないし、それぞれの祝日の意味なんて考える必要もない!」そんな感覚を持っている人の方がが、むしろ普通の人のように思います。

 本来持っているはずの意義である、「日本の国家としての節目となる日や記念日を祝日として定めた」のだと言うことを、もっとキチンと認識しておく必要があるように感じられて成りません。

 

 「勤労感謝の日」にしても文字面だけを眺めると、自らの勤労に感謝をする日としか読み解くことが出来ず、「新嘗祭」という言葉が持っている本来の意味である「収穫感謝」のニュアンスはどこからも伝わっては来ません。

 

 東京オリンピックの開会を記念して制定された「体育の日」や「成人の日」がハッピーマンデーになるくらいですから、この調子ではいづれ、戦前「明治節」であった「文化の日」や「建国記念日」などもハッピーマンデーになる日も遠い将来ではないかもしれません....。
(成人の日については、成人式の式典を参加しやすい日にすると言う意図はわからないではないのですが....。)

 

 他にも自分で国旗を掲げるようになって気がついたことがいくつかあります。

 「終戦の日」の正式名称は『戦歿者を追悼し平和を祈念する日』で、国旗は半旗掲揚だとかです。
(「終戦記念日」なんかでは絶対にありません:詳しくは下記記事をお読みください。)

山本大成 「かわら屋の雑記帳」8月15日に某インターで日の丸の半旗
http://blog.so-net.ne.jp/kawaraya-taisei/2006-08-18

 

 旗日の国旗掲揚は、日本を意識するとても良い機会になっています。

 自分でやれる簡単なことはやろうとせずにいて、人を批判したり、理屈のみで「アイデンティティ」だの「愛国心」だのを語るのは最低だと思っています。

 そして、オリンピックやスポーツ大会の時だけ「日の丸」を愛でるなんて、とんでもなくかっこ悪いことのように思えて仕方がありません。

 「日の丸」は右だの左だの関係なく、「日本人なら普通に掲げる事が出来る籏」です。

 どうか皆さんも、「旗日には日の丸を掲げましょう!」

 

「参考:新嘗祭 」
Let's Blow! 毒吐き@てっく 新嘗祭
http://tech.heteml.jp/2006/11/post_865.html

一燈照隅 11月23日は「新嘗祭」 http://blog.goo.ne.jp/misky730/e/ce7b73975aa5a3f0e68f8d999a80b5dc

(追加しました) 
家族がいちばん 新嘗祭と勤労感謝の日
http://nonbe.way-nifty.com/blog/2006/11/post_1a7c.html

新嘗祭を拝し-博士の独り言 iza版イザ!
http://grandbee.iza.ne.jp/blog/entry/77151/

 


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まさ

TB有り難うございます。

ハッピーマンデー法は私も反対です。
祝祭日と言うのは、その日に意味があるのであって、単に3連休にするために異動するのは教育上間違いです。
しかも3連休出来るのは一部の人しかいないのを知らないことです。
休みに遊びに行ったり、買い物に行ったりしても交通機関や店やレジャー施設は開いています。これらの人は働いています。
これらの人達は、ハッピーマンデーになったからと言って休みが増えることはありません。
この事が抜けています。それに3日間物流が止まることも抜けています。
結局ハッピーマンデーに成ったからと言って景気は良くなっていません。
所詮は机の上でしか考えることの出来ない役人(国家議員)の浅知恵です。
by まさ (2006-11-23 22:41) 

たいせい

まささん、コメントありがとうございました。
まささんのおっしゃるように、ハッピーマンデーは元々の祝祭日の意義を著しく毀損しているような気がして成りません。
企業の休日は、年間の休日日数を定めた上でその日をカレンダー上のどこに割り振るかをきめるだけで、月曜日を休日にしたところでその分他の休日が減るだけのことです。
また、カレンダー通りの休日を設定しているところの大半(公共機関・金融機関など)は、労務管理がしっかりしており比較的に自由に有給休暇の設定が可能なところがほとんどです。
ハッピーマンデーで連休を作るよりも有給休暇の適正な励行を進めた方が好きなときに連休の設定が可能になるわけで、実際の労働日数と言うことではどれほど意義深いかわかりません。
結局、「祝・祭日」を単なる「休日」と認識してしまっているところから、すべての間違いが始まっているように思えて仕方ありません。
by たいせい (2006-11-24 10:45) 

お久しぶりです。まさにその通り。
なんでもかんでも休めばいい!ってもんじゃありません。
なぜ祝日なのか?そして何故国旗を愛でるのか?そんなことをちゃんとするのが、まずは”愛国心”の第一歩だと思います。
by (2006-11-24 22:34) 

練馬のんべ

TB&紹介有り難うございます。
ハッピーマンデー、私も「旗日」には反対。ただのサラリーマン休日に過ぎません。元日、紀元節、春季皇霊祭(春分)、昭和節、(端午の節句は鯉のぼり)、秋季皇霊祭(秋分)、明治節(文化の日)、新嘗祭、天長節にはぜひ掲げましょう。(漢字で昔の名称で書く方が背筋がしゃんと伸びますし、旗日は日本と皇室の祝祭日であることがよくわかります。)
ブログにも書きましたが、祝祭日に国旗を掲げるということ自体全く知らない子供達がいてびっくりしました。
by 練馬のんべ (2006-11-24 23:55) 

アキラ

小学生からサラリーマンまで土・日・月の3連休。
休みのない私にはウラヤマシイ限りですが・・・お陰で「暢気な父さんのできあがり」・・・ではないでしょうか?
世界に置いて行かれますって。。。
by アキラ (2006-11-25 09:31) 

nina

確かに「祭日」の意味が薄れていきますね。
ただの「休日」としか認識されなくなっていくでしょうし。
旗日についても、「この日は半旗」とかよく知りませんので、コチラで勉強したいと思います。
by nina (2006-11-25 10:09) 

たいせい

STEALTH さん、nice!&コメントありがとうございました。
先日伺って驚いた「ウルトラセブン」のスキン
早くつっこみを入れなければと思いつつ、先を越されてしまいました。

「ウルトラセブン」は、その後の「ウルトラマンA(エース)」以後と違い、社会の歪みに苦悩しながらも人類や地球のために闘う「悩めるヒーロー」だったと記憶しています。
STEALTHさんも、そんなヒーローとして頑張ってください!
by たいせい (2006-11-25 10:54) 

たいせい

練馬のんべ さん、わざわざご訪問くださりありがとうございました。

祝日名も、「言霊の幸ふ国」日本の呼称にしては、実に寂しい限りです。
てっくさんのBLOGを読むと、英文表記では「Thanks Giving Day」(感謝祭)だそうです。
元々の「収穫感謝」という意味から考えると、「勤労感謝の日」よりも「収穫祭」の方がどれだけ意義深いかわかりません。(もちろん日本本来の呼称である「新嘗祭」がBESTだと思います)

今は少数派かもしれませんが、祝祭日に街角のいたるところで見た「日の丸」
次の世代の子供達のためにも、守り続けていきましょう!
by たいせい (2006-11-25 11:19) 

たいせい

アキラさん、いつもnice!&コメントありがとうございます。
私も祝日に休んだことが無く、本当に羨ましい限りです。
むしろ、子供と一緒に出かけたりとの理由で休む従業員の多い日でもあり、工場を動かすのに人が足りぬと悩みの多い日といった感じです。
(瓦を焼くトンネル窯は、一度火を付けたら長期休暇以外止めることが出来ません。)

三連休になる人へのネタミから書いたのではないつもりではありますが。(チョット羨ましくはあります....。)
by たいせい (2006-11-25 11:23) 

たいせい

 ninaさん、nice!&コメントありがとうございました。

 半旗は「弔意を表す際に用いられる手法」ですので、祝祭日で該当するのは8月15日の『戦歿者を追悼し平和を祈念する日』だけです。
 他には、「天皇・皇后・その他皇族や首相経験者の葬儀の日」だけで、
普段日常的に国旗を揚げている場合(祝祭日にかかわらず)なら、自分の係わる葬儀や、追悼したいと思う人が亡くなった場合なども、半旗を掲げる場合になる様に思います。
 なお、通常の家庭で使う壁から斜めに立てかける旗竿の短い国旗でも、「旗頭を黒い布で覆う」ことで弔意を表す事が出来るそうです。

 私も今年国旗を揚げるようにして初めて知ったことばかりで、皆付け焼き刃の浅い知識で余り偉そうなことは書けませんが、いろいろなことを考える本当によい切っ掛けになりました。
by たいせい (2006-11-25 11:37) 

まさ

たいせいさん、国旗掲揚のことでしたら「日本の心」に説明されていますよ。
参考までにどうぞ。http://www.kenshuzaidan.jp/
ちなみに、皇族方が通られるときの、沿道で振られる小旗はこちらのが配られています。
by まさ (2006-12-11 20:47) 

たいせい

まささん、ご教授ありがとうございます。
東北に出張中のホテルのパソコンなので、あまり詳しくは見ていられませんが、「国旗・国家の基礎知識」をみさせていただいたら、ポイントを簡潔に書いてあり、勉強になりました。
国旗を掲げている友人等にも紹介させていただきます。

ありがとうございました!
by たいせい (2006-12-12 22:40) 

かついち

私もあの「ハッピーマンデー」に愕然としました。
なんてバカバカしい理屈だと憤ったものです。祝日の本来の意味がどんどん消え失せてしまいそうで、この先本当にどうなってしまうのか、不安です。
でも、「みどりの日」が「昭和の日」に変わったことは本当に良かったと思います。これこそ本来の祝日の意味があるのだと思います。
祝日の本来の意味を、国会議員の中でも知らない人が多いそうですが、本当に情けない気持ちになります。
by かついち (2007-04-28 14:26) 

たいせい

 かついちさん、祝祭日の意味をキチンと考えれば当然祝日となっているべき日がいくつも漏れているのが悲しくなります。
 また、本来お使うべき名称ではなく、姑息にも名称を変えて全く違う意味の休日名になっている日にも、なにやら矛盾を感じます。

 仰るように本来あるべき「昭和の日」になり、嬉しく思います。
 祝日についてはまだまだおかしな事も沢山ありますが、一歩前進。
 これを切っ掛けに祝祭日の意味が見直されると嬉しいです。

 コメントありがとうございました!
by たいせい (2007-04-30 11:16) 

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